太平洋のサンマ漁は、10月中・下旬に魚群が道東沖から南下し、公海や三陸沖に移動した。今季も過去最低だった昨年並みの不漁年の様相だが、道東沖が前年割れの一方、本州は4割増と明暗が分かれて後半戦を迎えている。道東の加工筋や流通業者は前半戦の生鮮に続き、冷凍や加工原料の調達・販売でも厳しい展開を懸念している。