柴田部会長の鎌掘りに使う専用漁具(上)。先端が枝分かれし、鎌と熊手が付く。鎌をボルトとナットで固定しており、交換が簡単だ
浜中漁協のホッキ漁は、道内でも一般的なけた引きのほか、鎌掘りという独自の漁法でも行う。さおの先端に鎌と熊手が付く専用漁具を使用。海に浸かりながら、手に伝わる感触を頼りにホッキや石などを判別して採る熟練の技が必要。水揚げは個人差があり、1日4時間操業で150キロ以上揚げる着業者もいる。