北海道の毛ガニは今年も供給量の減少が続く。資源低下で許容漁獲量が太平洋側の釧路東部、日高の両海域とも減枠に加え、3月に開幕する主産地・オホーツク海域も宗谷管内が前年比320トン減の大幅な減枠で過去2番目の低位。消流は23年産の冷凍在庫がほぼ消化され、相場の上昇局面だが、直近の急騰年には需要先の縮小で停滞を招いており、価格形成に警戒感も漂っている。