稼働に向け急ピッチで準備が進むクリルオイルプラントの外観(3月上旬撮影)
株式会社國洋(濱田浩司社長、電話0192・27・1611)は、大船渡市にツノナシオキアミ(イサダ)からクリルオイルを抽出する工場を新設した。4月からの試験操業を経て、早期の本格稼働を目指す。農水省の「革新的技術開発・緊急展開事業」に採択されたプロジェクトの一環で、三陸のイサダを利用した高付加価値素材を生産し、製品化を加速させる。新たな流通体系を確立し、漁業者の収入増加も図りたいとしている。