ニチモウ株式会社は、ノルウェー産ニシンを使った「骨切り熟成塩にしん(にしん王子)」の販売を4月から始めた。ノルウェー産サバの2026年の大幅減枠に伴う価格高騰に対応する代替商材として展開、同社がノルウェー産ニシンを扱うのは初めて。栄養面に着目した良質な健康素材として提案する。
茨城県に本部を置いてスーパーマーケットを展開する株式会社カスミは7月24日、通常店の「カスミ」とは別の路線である業態「BLΛNDE(ブランデ)」の塩浜店を東京都江東区にオープンした。生鮮やデリカの強化を特長とし、水産関連では鮮魚の対面販売を実施する。同社が地盤とする茨城県の漁協からの直接仕入れや、同県の水産加工業者の商品も豊富にそろえる。塩浜店の立地は、豊洲市場も近く、全国各地の旬の魚を毎朝買い付け、それを軸にしっかり売り場を展開できる。加えて茨城県の大洗や那珂湊などの漁協からも直接仕入れるなど、同県の水産加工業者の加工品も豊富にそろえ、競合店との差別化を図っている。
首都圏の量販店では、イベントとの連動セールや“北海道フェア”といった催しの際に道産ブランドのホタテの露出を拡大して販促することが少なくないが、ここ1、2年は一変。レギュラー時の価格設定や売り場スペースの確保とともに苦心する場面が多い。昨シーズンの多くの店舗では、生食用の解凍ホタテは100グラム798~698円の価格帯が主体で、通常そこから100円ほど安価に設定する特売の機会は激減。年末は相場の上昇も影響し、例年に比べて販売数量を減らすなど売り場の縮小が余儀なくされた。
株式会社北辰水産のグループ会社・株式会社北海道北辰は5月21日、札幌市手稲区のディスカウントストア「TRIAL smart新発寒店」内に鮮魚店「ポラリス」をオープンした=写真。従来鮮魚専門店「魚の北辰」を大丸札幌店、丸井今井札幌本店、丸井今井函館店の百貨店で展開してきて、総合スーパーへの出店は道内初となる。TRIAL smart新発寒店直営の鮮魚売場にテナントとして参入。店名は北辰=北極星に由来。水産エンターテインメントカンパニーとして「魚をもっと楽しく、美味しく」をテーマに、鮮魚のプロフェッショナルである北辰水産ならではの目利きを生かし、おいしさにこだわった商品を提供する。
食品宅配サービスを手掛けるオイシックス株式会社は23日、石川県穴水町が開発した新メニュー「あなみず餃子」の販売を始めた。イカを原料とした魚醤「いしる」を使用して既存品と差別化された餃子は、新たなご当地グルメとして注目されそうだ。看板商品を掲げて同町を知ってもらう機会とし、継続的な観光誘客や現地体験にもつなげていく。
札幌市中心部に構える「うに専門店 まるかわ」(電話011・600・6674)は、根室市の加工卸・株式会社マルカワ川村水産(川村勇社長)から直送のウニを看板にした海鮮居酒屋。記念日など「年1回の行事」だけではなく、「月1回の自分へのご褒美」など日常の延長線上でウニを楽しんでもらう場所が店づくりのコンセプト。新しい味わいの創作料理も取りそろえ、手に届くぜいたくを提供している。中央区南3条西4丁目8の1の浅野ビル3階に6月にオープン。カウンター6席、旅館のようにくつろげる座敷席32席で大人数の宴会などに利用できる大広間=写真=と接待や会食などにも最適な個室を備えている。
余市の浜で今、新たな活力が芽吹いている。前浜の魅力を伝える直売所を開設した漁業者の妻と、女性競り人として一歩を踏み出した漁協職員。立場は異なっても地域の水産業を盛り上げたいという同じ思いを抱き、未来を切り開こうとする進取果敢な姿に注目が集まっている。
網走海区漁業調整委員会(会長・新谷哲也網走漁協組合長)は15日、オホーツク東部地区(斜里町、小清水町、網走市)で9月1日~11月30日の期間、海浜サケ釣りに対して1人当たりの同時使用釣竿数3本以内、1日の釣獲尾数3尾以内に制限する海区委員会指示を発令することを決めた。同指示は漁業法に基づく措置で、違反者には罰則を適用でき、サケ釣りの秩序維持、河川そ上・産卵を促すなどサケ資源の保護・回復、海浜環境保全を図る「ローカル・ルール」の実効性を担保する。
Umios株式会社は2026年秋季の新商品を9月1日(一部を除く)に発売する。次世代のタンパク源として期待される藍藻類「スピルリナ」を使った商品や、伸長するフィッシュソーセージ市場に対応するとともに産地を厳選した商品を開発した。持続可能なタンパク質の提供と健康価値の提供を通じ、食から広がる豊かな暮らしと幸福への貢献を目指している。家庭用加工食品(すり身食品)では、魚種や産地にこだわった「こだわり魚種」シリーズを拡充。「青森産金目鯛を使ったお魚ソーセージ」と「長崎産あごを使ったお魚ソーセージ」の2品を投入する。
「ベビースターラーメン」などで知られる菓子メーカー株式会社おやつカンパニー(三重県津市、横山正志社長)は、宮城県気仙沼産のサメ肉を使った期間限定商品「素材市場サメのスナック(から揚げ味)」を開発=写真、6日から東北エリアのコンビニエンスストアで発売開始した。素材は同市の水産加工「株式会社ムラタ」(村田真社長)が供給する。水産資源の有効活用を通し持続可能な漁業を応援するプロジェクトの一環で、両社は同市内の小学校で魚食普及と水産業振興を図る出張授業も行った。