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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.04.07

新ひだか・新冠の5事業者、前浜産 互恵で活用


 日高管内新ひだか町、新冠町の鮮魚卸、水産加工業者ら5事業者が互恵の取り組みで前浜産の活用を進めている。それぞれの得意業務を共有し、獲れた魚介類の円滑処理、仕事・商品づくりなど相互利益を創出。これまで日高昆布だしで味付けした開きホッケやマダラの漬け魚・フライ・珍味などの商品も生み出している。


掲載日:2025.04.07

全国牡蠣-1GP、未来見据え熱戦展開


 カキの品質を総合的に競い合う「全国牡蠣-1グランプリ2025」が3月22、23日の2日間、東京都・豊洲市場で行われた。全国から集まった生産者が、新設された「カキフライ部門」をはじめ各部門で熱戦を展開。互いの技術を競い合いながら業界全体の発展を見据え交流を深めた。一般社団法人全国牡蠣協議会(門林一人代表理事)の主催。会場には北海道から九州まで全国各地の生産者が集結。「互いの技術を見て学べる貴重な機会」と、参加した全生産者らの熱気に包まれた。トーナメント形式で行われた各部門の対決は、見守る生産者たちにも刺激を与えた。


掲載日:2025.04.07

マルハニチロ新養殖魚スギ販売

出荷用に活じめ処理したスギ


 マルハニチロ株式会社は試験的に養殖していたスギ(スズキ目スギ科)の試験販売を5月に開始する。高水温に強く短期間で生産でき、脂乗りも良く、さまざまな調理方法にも対応できるなどの特長を持つ。同社や全国各地の市場を通じて主に量販店や外食向けに出荷する。2025年度は約1万尾、27年度には約10万尾の生産を目指す。


掲載日:2025.04.07

違法漁具の押収増加


 水産庁によると、2024年の同庁漁業取締船による外国漁船への取り締まり実績は、立入検査7件(前年7件)、拿捕1件(同1件)だった。しかし、日本の排他的経済水域(EEZ)で発見された違法設置漁具の押収は18件(同8件)、北太平洋公海における乗船検査は24件(同16件)となり、前年を上回った。同庁では引き続き漁業取締体制の充実強化を図り、国際的な資源管理に貢献していく構えを示している。


掲載日:2025.04.07

湧別ニシン刺網大中心強含み堅持外海1隻1トン前後

順調なスタートを切ったニシンの網外し作業(4月1日、登栄床地区)


 3月に始まった湧別漁協のニシン刺網が順調なスタートを切った。序盤はサロマ湖内で1隻日量数トンと好漁、3月末~4月頭は外海で多い船が日量1トン前後の水揚げ。サイズは大主体、高値はキロ400円台と堅調に推移している。


掲載日:2025.04.07

羅臼ウニたも操業回数伸び悩み


 羅臼漁協のバフンウニたも採漁は解禁日の1月15日に初水揚げしたものの、以降3月末まではシケ続きで操業回数が伸び悩み。一方、出荷軒数の多い殻付きが3月4日には50隻で2.4トンを出荷し、浜値は高値でキロ2850円に付いた。


掲載日:2025.03.31

オホーツク海毛ガニ浜値高水準堅持

大中傾斜の毛ガニ荷揚げ(3月24日、枝幸港)


 オホーツク海沿岸の毛ガニ漁は、浜値が過去最高値に急上昇した昨年より若干高で滑り出している。特に組成が大中サイズ中心で資源薄の小が強含み。許容漁獲量は3年ぶりに増枠となったものの、依然千㌧割れの低位。高コストの局面下、消流は冷凍品に傾斜する様相で、年末需要期の実消費に成否がかかる状況を呈している。


掲載日:2025.03.31

中芯抜①3万12円-岩手産養殖ワカメ第2回入札-


 岩手県産養殖ワカメの第2回入札会が27日、県漁連南部支所(大船渡市)で行われた。県内15漁協から塩蔵(ボイル)250トンが出荷され、中芯を除いた10キロ当たりの平均単価は2万51円(前回比20%高)だった。家屋や作業場など約210棟を焼失する大規模な山林火災に見舞われた大船渡市の浜からも今季初めて出荷され、同市三陸町綾里産の中芯抜き1等が3万12円の最高値を付けた。


掲載日:2025.03.31

留萌管内稚貝出荷3月末から


 道北日本海の留萌管内4単協(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)で計画している稚貝の出荷作業が、3月28日予定の遠別と北るもい羽幌地区を皮切りに順次開始される。昨年の採苗不振が響き生産粒数は大幅に減少する見通しで、前年実績の合計11億6300万粒に対し半減以下となる可能性が高い。


掲載日:2025.03.31

担い手確保へ高校生対象に1日限定バイト体験

カキ養殖を手がける株式会社かねもと(石巻市沢田)では22日、殻むきに汗を流した


 宮城県石巻市の水産事業者15社が協力し、22日から春休みの高校生を対象としたアルバイト型の水産業体験「すギョいバイト3」を実施している。「時給千円。豪華特典付き。1日限り」で、カキの殻むきなど漁の手伝い、加工品の製造補助や販売などさまざまな業務を用意。職場見学ではなく、一緒に働くことで業界の魅力や楽しさを高校生に伝え、担い手の裾野拡大につなげている。


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