網走合同定置漁業(元角文雄代表)は今年、秋サケ定置に乗網するブリの選別出荷に乗り出した。重量基準を設け、4規格に区分。10キロ以上の特大でキロ500円が付くなど一定の手応えを得ている。
東京都・豊洲市場で東北産活じめヒラマサに白身需要が出ている。ヒラマサは生物学上赤身魚に分類されるが、上品な白い身を持つため、白身魚の生食商材として活用される場合がある。今季は白身魚定番のヒラメが高騰し、秋に入りスズキの身質が低下。マダイは弔事などには使えないため、澄んだ白さをキープできるヒラマサに需要がシフトしている。
公益社団法人水産物安定供給推進機構は11日、水産加工業者などによる取り組み事例の報告会を東京都内で開催した。オンラインとの併用もあり、全国から多くの水産関係者が聴講した。参加者らは地域連携や補助事業の活用など優良な取り組み事例を共有し、原料難や原材料の高騰、人手不足といった厳しい環境下でも継続できる水産加工業の道筋を探った。
アンリツ株式会社はエックス線検査機にAI判定を加えた機能を提案している。AI判定機能は、製品厚みや形状、重なりなどに対して、大量の正常品、不良品のパターンを学習することで、検出精度を向上させている。誤検出率も低減し、生産ラインのさらなる歩留まり向上につなげる。異物のほか、個数の過不足や形状不良、シール部のかみこみなどの不良も見つけ出すことが可能となり、複合検査機としての利用を推奨している。
宮城、山形両県で製造されている食品を売り込む「おいしい山形・食材王国みやぎビジネス商談会」が17日、山形市のホテルで開かれた。水産加工会社など87社が出展し、地元の食材や工夫を凝らして開発した自慢の商品を首都圏や関西などの仕入れ企業65社にアピールし、販路開拓・拡大につなげた。両県と株式会社山形銀行、株式会社七十七銀行などでつくる実行委が主催。出展者のブースをバイヤーが自由に回る展示商談と、両者を事前にマッチングした約420件の個別商談を実施した。出展された新商品を対象とした「新商品アワード」のバイヤー投票も行われ、結果は12月に発表される。
北るもい漁協羽幌本所で、主に刺網やタコ樽流し漁などを手掛ける若手漁業者6人が、今年からエビこぎ網漁に新規着業した。解禁日の9月16日に初陣を飾った船頭・倉田悠平さん(29)は「羽幌と苫前の全船が、われわれ素人集団に手とり足とり優しく教えてくれる。迷惑をかけず安全操業に努めながら一歩一歩力をつけていきたい」と意気込んでいる。
釧路管内の成コンブ採取が終漁した。管内5単協の累計採取日数は昨年比25日減の92日(55.5時間減の297時間)にとどまったほか、全般的に着生も薄く、大幅な減産が見込まれている。昆布森漁協の着業者は「資源量が薄かった上に採取日数も少なく厳しい年になった。特にアツバが振るわなかった。着生漁場を探して採ったが、ナガも含め生産量は落ちる」と話す。
道南太平洋のスケソ刺網は1日に解禁した。胆振管内の主産地・いぶり中央漁協は薄漁で操業隻数が少ないこともあり、昨年を下回る低水準の漁模様で滑り出し。浜値は高値がキロ120円台と無いもの高を形成している。
留萌管内で稚貝の本分散が始まった。仮分散時点で確保した粒数は例年の半分以下と厳しく、本分散でも下のサイズを慎重に採りながら確保する地区が大半だ。ザブトンかごに戻して再度垂下し成長を待つ漁家もある。
浜中漁協の養殖ウニは9月上旬に水揚げが始まった。序盤は身入りに浮動があり浜値(殻付き価格)に開きがあるものの、高値キロ1万円強まで高騰。シケ後には餌のコンブが寄り、着業者は今後の身入り向上に期待し給餌を進めている。56軒が着業。浜中湾や琵琶瀬湾で円筒形のかごを用い養殖。地区別で4班に分け、序盤は週2回のペースで出荷。今後徐々に本格化する見通し。