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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.04.21

小樽市漁協地まき用稚貝8割超生産、射程圏内「2番子も規定殻長クリア」

養殖かごから稚貝を取りだす作業(4月11日、祝津漁港)


 小樽市漁協の地まき用稚貝生産は、当初の見込み通り計画粒数の8割を確保し順調に出荷している。昨年の全道的採苗不振に伴って稚貝確保に苦戦した漁協が大半を占める中、日本海側では同漁協が高い生産率となっており、加藤昭一ほたて貝養殖漁業部会長(第三十八昭栄丸)は「さらに上乗せを目指したい」と力を込める。


掲載日:2025.04.21

利尻漁協ニシン刺網に活気

好漁に恵まれたニシン(4月15日、本泊漁港)


 利尻漁協のニシン刺網が今年も好漁に恵まれている。鬼脇地区を皮切りに鴛泊地区でも漁がまとまり浜が活気づいた。島沿岸では今年も産卵・放精で海が乳白色に染まる「群来(くき)」が確認されている。


掲載日:2025.04.21

宮城県養ギン今季スタート

女川魚市場に今季初出荷された養殖ギンザケ


 宮城県産養殖ギンザケの出荷が県内各地で始まっている。女川魚市場にも16日、今季初の4.5トンが入荷した。高水温のため稚魚の池入れが1カ月ほどずれ込んだ影響もあり、昨季より15日遅い初入荷となった。サイズは1.6キロ主体、初回としては大きく平均単価はキロ1226円と昨季を141円上回った。最高値は前年比8%高の1250円。同市場では今季、前年実績より1割ほど少ない4200トンの入荷を見込む。


掲載日:2025.04.21

陸上養殖サバ初出荷、町の特産品化に期待


 総合エンジニアリング大手の日揮ホールディングス株式会社(日揮HD、神奈川県横浜市)は10日、日揮グループのかもめミライ水産株式会社(大澤公伸代表)が福島県浪江町で生産を進めてきた陸上養殖サバの初出荷を発表した。完全閉鎖循環式施設で人工海水を使用し育成、アニサキスの寄生を低減させた生食可能なマサバで、ブランド名は「福の鯖」。浪江町の吉田栄光町長らが出荷式に出席し、新たな特産品化へ期待を寄せた。


掲載日:2025.04.21

マコガレイ、身質向上-東京都・豊洲市場-

身厚になった福島県産マコガレイ(左)とこれから旬を迎える宮城県産


 東京都・豊洲市場のマコガレイ消流は例年より身厚になるのが早く注目を集めている。白身魚の定番・ヒラメが産卵期に入って身質が低下し、代替え需要で引き合いが出てきた。現在人気の産地は東京湾だが水揚げが切れる梅雨ごろには福島・宮城の両県産の相場が上昇すると予想される。


掲載日:2025.04.14

米と野菜と組み合わせ、魚の価値引き出す

旬の食材を掛け合わせたマダイと菜の花の煮つけ


 水産業界と同様に温暖化の影響などに直面する米・野菜業界。生産面での不安定さが増す中、水産関係者が米・野菜の最新動向を把握する重要性が供給リスクに備える観点などで高まっている。加えて魚の価値を最大限に引き出す組み合わせや魚料理との相性を理解することは付加価値や商品提案力の向上、変化する食のトレンドの中で新たな商機創出にも結びつく。米と野菜の専門家に取材した。


掲載日:2025.04.14

若手中心の対策委設置、経営存続へ議論交わす-全国いか釣り漁業協会-


 全国いか釣り漁業協会(中津達也会長)は、スルメイカの水揚量が過去最低を更新するなど危機的な状況を受け、「いか釣り漁業存続対策委員会」を今年設置した。これまで3回会議を開き、緊急に実施すべき事項など対策を検討した。漁獲方法の開発や設備の使用解除を求めるなど、行政・研究機関への提言も盛り込んでいる。新しいイカ釣り漁業の構築へ歩みを始めた。


掲載日:2025.04.14

留萌管内ニシン刺網各所で短期的に活気


 留萌管内のニシン刺網は、3月末~4月頭の短期間に北るもい漁協や新星マリン漁協の一部地域でやや活気を見せたが全般に低調な水揚げ。「群れが厚くない」と話す着業者が多く、トドなどの海獣被害も重なり苦戦を強いられている。一方、魚体は良型が大半を占めており、他管内の薄漁も影響しメスはキロ600円台と堅調。昨年より若干高値に振れている。


掲載日:2025.04.14

「今までにない」落石タコ好漁ピーク時は尾数制限


 落石漁協のタコ縄は2月で終漁、今季は好漁に恵まれた。ピーク時には尾数制限を設けて水揚げするほどで、山形恭將たこ部会長は「個人的に今季の漁獲尾数は昨シーズン比で約3倍。これほど獲れたのは今までにない」と笑顔を見せる。縄は11月に始まり7隻が着業。山形部会長は「漁が上向いたのは11月末から12月にかけて。12月に入れた縄を揚げた1月は特に獲れた。多い船は日量8~9トン。下側ほど厚かった。1日1隻当たり500~600尾に制限して水揚げすることもあった」と振り返る。


掲載日:2025.04.14

岩内郡底建網マダラ増産増額

マダラ主体の荷揚げ作業(4月7日、岩内港)


 岩内郡漁協のマダラは2月ごろから上向き、漁獲量は1月~4月5日現在の累計で前年同期比85%増の231トンと大幅増産。キロ平均単価は1.3倍の158円に付いている。一方、ホッケは62%減の167トン、1.4倍の147円と薄漁高値で推移している。


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