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新聞記事

特集一覧

掲載日:2022.12.12

「煌」400万円デビュー


 石川県漁協が今季新設した県産寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の認定が1日始まった。初日は岸端定置網組合(七尾市)が漁獲した1尾が認定され、かなざわ総合市場(金沢市)の初競りで400万円の値が付いた。煌は、2006年に商標登録された寒ブリのブランド「天然能登寒ぶり」の最高位に位置付けられる。認定の基準は▽県内の定置網で獲れた寒ブリ▽重量14キロ以上▽12月~翌年1月の期間限定▽傷がなく胴回りが十分あること―など。   


掲載日:2022.12.12

FRDジャパン、トラウト陸上養殖増産へ新プラント来年着工へ


 三井物産株式会社が出資する陸上養殖のベンチャー企業・株式会社FRDジャパン(さいたま市)は、千葉県木更津市で生産するトラウトサーモンの商圏を拡大させている。関東信越6生協からなるコープデリ連合会内での取扱店舗が拡大し、新たに茨城県と栃木県の店舗でも販売が始まった。人工海水を閉鎖循環させるシステムで養殖したもので、環境や省エネに配慮。大消費地に近い生産拠点などさまざまな優位性を兼ね備える。販路拡大を弾みに、来年には増産に向けて新プラントを着工する。   


掲載日:2022.12.12

北海道産塩数の子需要ます-東京・豊洲市場-

北海道産(上)と1箱1キロ入れのアラスカ産


 東京都・豊洲市場の塩数の子消流は北海道産の需要が増えている。アラスカ産など輸入品が2年連続で値上がりし、価格差が縮小。乾物・塩蔵品専門の仲卸業者は「特に今年は円安の影響も大きくて、高止まりするアラスカ産より価格が安定している北海道産を薦めやすい」と話す。アラスカ産の卸値は1箱1キロ入れが5800円で、ここ2年で千円ほど上昇。一方で500グラム入れ13羽の北海道産は2500円。「北海道産はむしろ卸値が落ち着いている。近年のニシンの豊漁に加えて今年は生産を始めるメーカーが目立った」という。    


掲載日:2022.12.12

数の子機能性訴求と日常食化へ


 子孫繁栄の縁起物など日本の食文化「数の子」。正月以外の消費機会創出、次世代への継承などの課題を抱える中、ブランドメーカー・留萌市の井原水産株式会社(勝田恵介社長、電話0164・43・0001)は、機能性で「健康数の子」、日常食化で「カズチー」を購買を促す“宣伝役”に訴求。食習慣の再興に挑んでいる。   


掲載日:2022.12.12

白糠シシャモ6年ぶり2億円超え


 白糠漁協のシシャモは11月23日に終漁、数量は過去最低に終わった昨年を56%上回る50.6トンに伸ばした。キロ平均単価も過去最高値だった昨年を10%下回ったものの4199円と高値を維持、金額は40%増の2億1266万円と6年ぶりに2億円を超えた。    


掲載日:2022.12.05

タラバ在庫消化優先の動き-カニ特集-

米国禁輸で高値継続観測が一変したタラバ


 カニの主力商材・タラバとズワイをめぐる消流は、ロシア産の輸入環境の変化や品薄高値の市況下で仕入れた昨シーズン産の在庫消化を優先する動きなどが複雑に絡み合い不透明感が増している。ここ2年ほど国内需要の伸長でズワイ、タラバの国際市況をけん引した米国は、ロシアのウクライナ侵攻を契機にロシア産を禁輸。船凍ボイル品の一大仕向け先の喪失で、今シーズン産の先安観が広がり、昨年仕入れた在庫の「投げ売り」も散見されている。水産商社や加工業者は「早期に在庫を消化し、マーケットを安定化させたい」などと吐露する。


掲載日:2022.12.05

白口浜促成種苗一部損傷


 道南白口浜の一部で、養成綱に挟み込んだ促成種苗が損傷したり抜け落ちる被害が今年も発生している。被害が目立つ川汲地区ではホッケなどの食害が要因とみており、種を差し直して回復を図る着業者もいる。また、雑海藻が養成綱などに大量に付着し種苗の生育が芳しくない場所もある。


掲載日:2022.12.05

相場修正に引き合い-東京・豊洲市場の北海道いくら消流-

需要が出てきた北海道産いくら


 東京都・豊洲市場の北海道産いくら消流は、相場が昨年並みに落ち着き、飲食店などの引き合いが回復してきている。漁期途中までは高騰し、海外産マス子の代用や仕入れ量の抑制などで需要は低調に推移。仲卸業者は「末端が扱える価格で提供できる」と安どの表情を見せる。仲卸業者によると、11月7日に卸値が下落。「それまでは昨年より15%は高く、20%高の場面もあった。その上昇分が解消され、例えば、しょうゆは最高値のキロ1万4千円から今は9300円。塩は1万2千~1万1千円で推移していたのが1万円に落ち着いた」と話す。


掲載日:2022.12.05

オ海ホタテ11月後半に5単協終漁


 オホーツク海沿岸の11月末水揚量は、前年同期比2%減の32万1562トン。同月後半に枝幸、雄武、沙留、紋別、網走漁協が操業を終え、湧別、佐呂間、常呂を除く9単協が終漁した。紋別は4万トンを超え過去2番目の水揚げ、雄武は2万2千トン台に伸ばし過去最高。常呂も4万トンを超えた。


掲載日:2022.12.05

根室湾中部養殖カキ実入りにばらつき

出荷が始まったカキ(11月30日)


 根室湾中部漁協の養殖カキは冬の出荷が始まったが、身入りは着業者間でばらつきがある状況。へい死も発生し昨年を大幅に下回る生産を見込む漁家もある。


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