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新聞記事

特集一覧

掲載日:2023.03.27

北海道産マガレイ気温上がり需要減退-東京都・豊洲市場-

引き合いが弱いマガレイ


 東京都・豊洲市場の北海道産マガレイの消流は例年通り気温の上昇で引き合いが減っている。さらに子持ちがなく、煮魚需要の先細りを強めている。仲卸業者は「4~5月に子持ちが出てくるので、それまでは売りにくい」と話す。別の仲卸業者も「注文分でしか扱わない」と入荷に慎重だ。


掲載日:2023.03.27

ニチモウ・九電など陸上養殖「みらいサーモン」高鮮度サーモン安定供給目指す


 ニチモウ株式会社と九州電力株式会社、西日本プラント工業株式会社、株式会社井戸内サーモンファームが共同出資する「フィッシュファームみらい合同会社」が、九州電力の豊前発電所(福岡県豊前市)敷地内に昨年2月から建設していたサーモン陸上養殖場が完成し、20日に稚魚の池入れを開始した。初出荷は今年7月頃を予定する。


掲載日:2023.03.20

魚食持続へ“つくる”追求


 株式会社JR西日本イノベーションズ(大阪市、奥野誠社長)は、各地域の生産者らと連携し陸上養殖に取り組んでいる。サバやヒラメ、トラフグ、サクラマス、トラウトサーモンなど11地区で9魚種を生産。技術向上を図るとともに、用水の水質、寄生虫などの検査・管理も追求し「安全・安心」を確保、独自の認証ブランド「PROFISH プレミアムオーガニックフィッシュ」として展開する。「お嬢サバ」など訴求力を重視した各魚種の名称も特徴的で、売り上げを順調に伸ばしている。天然資源が減少傾向の中、持続可能な生産手法として陸上養殖の普及・拡大を推進していく。


掲載日:2023.03.20

広島県、仏在外公館と交流、HACCP認証カキ輸出拡大に弾み


 広島県は10日、フランス在外公館関係者との交流会を東京都港区のレストラン「エディション・コウジ シモムラ」で開催した。食を通じた国際交流に注力している県は、特に美食の国として知られる同国との関係構築を重点的に取り組んできた。EU・HACCP認証を取得した県産カキの輸出が今年2月に開始。これをきっかけとして一層の友好関係を築くとともに、県の主力品の海外展開に弾みをつけたいとしている。


掲載日:2023.03.20

海浜清掃や漁業体験で水産業の魅力発信-落部ブルーツーリズム-


 落部漁協の舘岡勇樹さんは、刺網やエビかご漁に専念する傍ら、妻・志保さんと任意団体「落部ブルーツーリズム」を継続し、海浜清掃活動や漁業体験活動にも力を入れている。水産業に興味を持つ学生らを受け入れ、環境保護や6次化の取り組みなど漁業現場が抱える課題や漁師の魅力を伝えている。


掲載日:2023.03.20

歯舞アサリ、雪解け操業環境良化


 歯舞漁協のアサリ手掘漁は、漁場のトーサムポロ沼に張った氷が3月に入って解け漁場環境が良化、ノルマ消化に向けて順調な水揚げが続いている。浜値も高値基調で、序盤には大でキロ1500~1400円に高騰する日もあった。


掲載日:2023.03.20

「試食試飲条件付き」催事関係者、訴求に苦心


 マスク着用が「個人判断」となるなど新型コロナウイルス対策が緩和される中、百貨店を中心とした催事関係の試食試飲は現在も禁止の店舗があるほか、提供可能店舗でも制限が設けられ、出展する昆布業者は商品の訴求に苦心している。


掲載日:2023.03.20

噴火湾冷凍両貝、商談進まず


 噴火湾の加工貝は、さまざまな思惑が交錯し、高値キロ400円台前半と高騰している。仕向けは大半が中国向け冷凍両貝と見られるが、加工筋は「高過ぎて商談が進まない」と実情を漏らす。一方森、砂原ではまひ性貝毒の自主規制で330円に下落したが、冷凍ボイル加工業者は「それでも問い合わせがない。玉冷の荷動きが鈍いためボイルも同調している」と困惑している。


掲載日:2023.03.20

胆振かご漁タコ、エビ昨年比増

高値を付けるタコ(3月15日、いぶり中央漁協市場)


 いぶり中央漁協のかご漁が2日に始まり、主力のヤナギダコは11日現在で前年同期比43%増の16トンと伸びている。ただ着業者からは「タコは昨年に比べ若干多い。それほど多く獲れている実感はない」などと現状を捉えている声が複数上がった。一方のエビもナンバン、ボタンが前年を上回るペースで推移するが「全体的にエビは薄い」と話す着業者が多く、今後の増産に望みをつなぐ。


掲載日:2023.03.20

北海道産ミズダコ飲食店中心の販路-東京都・豊洲市場-

高止まりのミズダコ


 東京都・豊洲市場の北海道産ミズダコ(足・皮むき済み)消流は販路がほぼ飲食店に集中している。昨年10月から年末にかけての高騰は落ち着いたものの、依然高値で推移し、量販店からの引き合いが乏しい。飲食店では端材になる先端や吸盤も「タコぶつ」などに調理し提供、ロス削減でコストの吸収に注力している。


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