第51高砂丸でエビ漁を営む羽幌町の有限会社蝦名漁業部(蝦名弥社長、電話0164・68・7777)は昨年6月、水産加工・販売部門「海の人」を立ち上げ、水揚げ日本一を誇るナンバンエビ(甘エビ)の全国発信に乗り出している。漁家伝承の味「酒蒸し」を商品化。道産食品のトップブランド「北のハイグレード食品+(プラス)」の選定も弾みに、各方面に売り込んでいる。
羅臼漁協の嶋祐輔さんが5~6月の養殖間引きコンブを提供し、北海道メンフーズ㈱(札幌市、須貝昭博社長、電話011・252・9655)が販売する「羅臼昆布ラーメン」が好評だ。
北斗市の株式会社村上商店(村上雅之社長、電話0138・48・8311)は、ミョウバンを使わない無添加生ウニを主力に手掛ける。東京・築地市場への出荷に加え、近年、商談会への出展で販路開拓を進め、飲食店や通販、量販店などへの直接販売のウエートを高めている。
盛岡市の株式会社ATO(佐々木善明社長)は、三陸の海産物を主体とした総合食材卸業に加え、三陸産のアワビやスルメイカをメーンにしたオリジナル商品を開発。各種催事への出展などで売り込んでいる。
函館市のヤマダイグループ(小林繁孝社長)で水産加工・販売を手掛ける株式会社山大(同、電話0138・48・0231)は、自社商品・企業のブランディングに乗り出す。サケ製品を核とした「伝統の継承」と、生珍味などの「新たな食文化の創造」をテーマに掲げ、企業理念や商品戦略を明確化。統一ロゴも作製し、商品力を高めていく。
函館市の水産物卸・有限会社サンフーズ(小林真実社長、電話0138・43・5677)が市内万代町に建設を進めていた水産加工と食品製造の複合施設が3月下旬に完成、稼働を開始した。シャーベット海水氷の製氷機導入など鮮度保持処理体制を強化。高鮮度・高品質流通で、海外市場への北海道・函館産の拡販を進めていく。
枝幸町の株式会社丸高高田商店(高田英行社長、電話0163・62・1102)は同町で唯一、液体窒素でホタテ、毛ガニ、サケなどの加工品を急速凍結している。解凍時の品質が良く、注文は全国各地から寄せられている。
岩手県宮古市の南部鮭加工研究会(佐々木信男会長、電話090・4315・6538)が冷薫法で製造している「鮭冷燻」製品が好評だ。削り節風に加工した「鮭冷燻・ケズリ」は、2月に行われた岩手県水産加工品コンクールで水産庁長官賞を受賞。大手航空企業の機内食に選ばれたこともある。
精進料理に欠かせない良質の道産天然昆布を古くから大徳寺に納めてきた
【京都】北区紫野の大徳寺門前にある一休こんぶ松田老舗は、同地に店を構えて約100年の昆布販売店。店名をそのまま商品名にした塩吹き「一休こんぶ」が売れ筋。細切りとゴマを混ぜたふりかけ「禅味」や自家製つくだ煮「山椒昆布」など昆布製品のほか、禅寺の保存食「大徳寺納豆」も人気が高い。
一般社団法人北海道水産物荷主協会は17日、札幌市のホテル・ロイトン札幌で第51回全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会を開いた。水産物消流のグローバル化、消費者ニーズの多様化を踏まえ、内需拡大などに向け、産地の荷主、生産者と消費地の荷受、商社、水産会社などの連携を強化していくことを確認した。