初めて立ち寄る人は「水産新聞見た」で70分飲み放題3000円、焼酎ジャパンが2000円とサービス満点。平日2~3人、土曜3~4人の女性が迎えてくれる。「おしゃべりが好きな女性ばかり。誰でも楽しめます」と笑顔がすてきなみゆママ。
紋別漁協の毛ガニ漁は大中主体の水揚げ。4月24日現在の漁獲量は57.8トン、達成率は57%。高値傾向の浜値は小が大中より約300円高のキロ3800円と堅調だ。
春の叙勲で、北海道の水産関係者では、地域や北海道全体の水産業振興への功績が認められ、鹿部漁協組合長の村田昇氏が旭日単光章を受章した。
紋別市の株式会社海幸フーズ(渡辺雅俊社長、電話0158・28・5568)は、サロマ湖産殻付カキのレンジ調理パック=写真=を商品化した。簡便調理など消費者志向に対応し、家庭用レンジで簡単に蒸しカキが出来上がる仕様。北見市常呂の株式会社しんや(電話0152・54・2181)が販売元となり、量販店や道産食品専門店などに売り込んでいる。
厚岸漁協(川崎一好組合長)が平成23年から開発を進め、昨年11月にデビューを果たした厚岸生まれ、厚岸育ちの新たな漁業資源「弁天かき」。生産拠点となるカキ人工種苗生産施設が3月に完成し、29年度から稚貝の生産を拡大する。安定出荷体制の確立で、「カキえもん」などと並ぶ純厚岸産ブランドカキとして国内、海外市場に拡販、浸透を目指す。
数の子など魚卵加工大手・株式会社加藤水産(留萌市、加藤泰敬社長)は、主力の数の子などを製造する本社工場を新築する。近く主体工事、設備一括で発注。年末需要期の生産に間に合うよう10月末の完成を目指している。
えさん漁協山背泊地区のサクラマス一本釣りは順調に推移している。豊漁だった前年より盛り上がりに欠けているが、単価に支えられている。ただ、着業者は「近年は漁期が例年より1カ月ほどずれ込む傾向で、今後の展開が見えてこない」と話す。
北るもい漁協のエビかご漁は、主力のナンバンエビが数年ぶりの好漁から一転、切れ始めた。大型船の今力船団長(第八十八長隆丸=92トン)は「出足順調で4月の減産は例年通りだがトラ(ボタンエビ)が例年以上に少ない」と肩を落とす。
函館市双見町の鎌田板金工作所(鎌田喜良社長)は40年以上前からコンブ養殖を中心に船上で手などを温める湯沸かし器を製造。自身もコンブ養殖業を営む鎌田社長が漁業の現場で培ったアイデアを織り交ぜて造り上げた。使い勝手を進化させながら南かやべ漁協のコンブ養殖業者の全世帯に普及。現在は高火力に対応した新型の開発に注力している。
トラック運転手の労力軽減と安定確保に向け、宗谷漁協は今年から、稚貝搬出時の積み込み作業をパレット積みに変更した。契約先の宗谷トラック株式会社(稚内市)が同漁協に提案し、出荷する各漁協の協力を得て実現。関係者は「画期的な取り組み。今後増えていくのでは」と注目している。