いぶり噴火湾漁協は、ホタテへい死対策の一環で礼文、豊浦支所に計27台の高酸素海水製造ユニットを導入した。今春の耳づり作業から順次、使用している。 コンプレッサー内蔵型で、循環ポンプをつなげると、くみ上げた海水の酸素濃度が一気に上昇する仕組み。近年、高水温に伴う溶存酸素の低下によって、へい死の発生が増加傾向にある中、生存率向上が期待できるため、使用者はホタテ養殖漁家を中心に北海道各地で増えている。
札幌市中央卸売市場の生筋子消流は、昨年比3~4割高の高値相場を形成する中、取扱数量が10月上旬まで堅調に推移している。在庫払底で加工筋が早々にいくらの生産で手当て。一方、量販店は昨年実績を追った販売攻勢で引き合いは強いものの、逆ざやで消耗戦の様相も呈している。
鵡川漁協厚真地区のシシャモ漁が7日に水揚げを開始した。高水温での来遊遅れが影響、1隻当たりの水揚げが1箱に満たない出足。着業者は今後の増産に期待する。
標津の前浜で漁獲する水産物をもとに6次産業化に取り組む標津波心会(林強徳代表)は今季、秋サケのブランド化や商品の多角化に挑戦している。神経じめなど鮮度・品質向上への処理を徹底。道内外の鮮魚店とも手を携え、標津の秋サケを道内外に訴求していく。標津はかつて「秋サケ水揚げ日本一」で知られたまち。同会は高鮮度を打ち出し、「日本一おいしい秋サケ」として魅力を発信する。
いぶり噴火湾漁協有珠支所の刺網で、イシガレイが例年より早く掛かり始めた。マガレイは日量150キロと好漁する着業者も。コロナ禍でカレイ類は全般に安値基調となったが、イシガレイ、マガレイとも例年並みの価格に戻っており、着業者は今後の好漁を期待している。
技術開発の向上と漁業者の担い手不足や漁船老朽化を背景に、近代化、省力化が加速している漁船建造と搭載機の業界。水揚げを左右する漁船性能は大きな進化を遂げている。漁業現場で活躍する最新鋭の新造船とともに業界をリードする関連企業の主力製品を紹介する。
道東沖のマイワシ試験操業は、道水産林務部の集計によると、9月23日現在で6月16日操業開始の10トン以上20トン未満船が1803トンを水揚げ。根室管内が1099トンと約6割を占めている。8月1日操業開始の20トン以上100トン未満船が1696トン。キロ平均単価は10~20トンが41円、20~100トンが43円だった。
昆布森漁協仙鳳趾地区のホッカイシマエビかご漁は、漁期終盤となる9月下旬のシケ後に水揚げが上向いた。村井重部会長は「波がうねることでエビが移動、かごへの入りがよくなる」と説明。1日の生産が100~200パックと伸長した着業者もいる。
昆布森漁協の成コンブ漁は9月末までに23日採取、昨年最終実績(21日)を上回った。同漁協は「昨年より出漁日数が多い分、少しでも増産になれば」と期待。漁は終盤を迎え、10月15日までに5日採取した時点で終漁する。
いぶり噴火湾漁協の稚貝本分散が全地区で始まった。成長は例年より伸びているが、一部で変形や欠刻を心配する着業者もいる。虻田本所と豊浦・礼文支所が9月後半にスタート。9月前半から始まっている伊達・有珠支所はシケの影響で遅れており、10月前半には終了する見通し。