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新聞記事

全国一覧

掲載日:2022.03.21

冷凍ビジネス計画生産・販路拡大ノウハウ共有━デイブレイクファミリー会発足━

水産のフライ品や業務向け弁当などメンバーが手掛ける冷凍処理品の一例


 冷凍機器や冷凍技術のノウハウの提供を事業とするデイブレイク株式会社(東京都、木下昌之社長)は16日、「デイブレイクファミリー会」を発足した。同社が提案する冷凍技術を活用する経営者らが集うもので、事例やアイデアを共有しながら、新たな冷凍ビジネスを研究開発する。水産卸や外食、弁当仕出し事業者などメンバーの業種はさまざま。同日開かれた発足イベントを兼ねた第1回集会では、計画生産体制の構築や販路開拓の成功など各社は事例を出し合い、冷凍ビジネスの最前線の情報を共有していた。


掲載日:2022.03.21

三沢市産地直送ホッキの社内販売会で漁業者支援

社内販売会当日午前中に届いたホッキ


 高砂熱学工業株式会社(東京都、小島和人社長)は11日、本社カフェスペースで青森県三沢市漁協の生ホッキの社内販売会を開催した。同社が継続して取り組んでいる漁業者の販促支援の一環として実施。当日分と他支店の発注分を含め1040個を販売した。産地から直送された殻付きの姿に社員らも関心を示し「また開いてほしい」との声も挙がっていた。


掲載日:2022.03.21

豊洲のサケ仲卸、チリギンの価格を注視

今後の価格変動が注目されているチリギン甘塩のフィレー


 築地・豊洲市場で50年サケマスの切り身商材を扱う仲卸業者は、高騰を続けるチリ産ギンザケの価格低下を念頭に置いている。ノルウェー産アトランティックサーモンがメイン空輸ルートのロシア領空を通過できない影響から、産地側が冷凍在庫にシフトすることを予想。「北欧で冷凍在庫が増えれば、同じ冷凍品のチリギンが競合してだぶつき、価格も落ちるのでは」と推察する。


掲載日:2022.03.14

サステイナブル水産物訴求


 サステイナブルな漁業のコンサルティングやPRブランディングを手掛ける株式会社UMITO Partners(東京都渋谷区)は、持続的な漁業を目指し資源管理やDX(デジタルトランスフォーメーション)に励む漁業者の商材を首都圏の飲食店へ紹介している。環境に配慮する漁業者・地域に関心が高い飲食店経営者に要望にあった商材を調達している。


掲載日:2022.03.14

ソウゾウ「クールメルカリ便」で販路拡大支援


 メルカリグループの株式会社ソウゾウは7日、スマホでネットショップが開設できるEC(電子商取引)「メルカリShops」で、クール便をサイズ別全国一律価格で配送するサービス「クールメルカリ便」を開始した。クール便の一律料金は国内の主要ECでは初という。水産物の送料の壁を解消して流通や消費を促進。飲食店向けの需要が落ち込む水産事業者の新たな販路拡大を支援する。


掲載日:2022.03.14

ノルウェー産サーモン、供給不安定に


 ロシア・ウクライナ情勢をめぐるサプライチェーンの混乱で、日本に空輸されるノルウェー産サーモンの供給が全国的に不安定になっている。国内の回転ずしチェーンでサーモンの販売を休止する動きも出ている。ノルウェー水産物審議会によると、9日現在、安定的な供給体制を維持するため、ロシア上空を迂回するルートの確保など代替対応の実現に向けて協議を続けているとしている。


掲載日:2022.03.07

国際農研、陸上養殖のベンチャー設立

ISPSで生産しているバナメイエビ(新潟県妙高市)


 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)はこのほど、閉鎖循環式屋内型エビ生産システム(ISPS)に関する特許や知見などの成果を活用したコンサルティング事業を行う初のベンチャー企業「合同会社Shrimp Tech JIRCAS」(マーシー・ワイルダー社長)を設立した。稚エビの生産効率を高める技術を追求するとともに、コンサル事業とも合わせ、陸上養殖による国産バナメイエビの安定供給を目指す。


掲載日:2022.03.07

カニやサケマス輸入に懸念


 ロシアのウクライナ侵攻への日米欧の先進7カ国(G7)の経済制裁などで、ロシア産水産物を扱う関係者は影響に懸念を強めている。商社・輸入業者は「直近は大きな影響はない」とする見方も多いが、「先行きは見通せない」と情報収集に追われている。


掲載日:2022.03.07

前浜産の強み引き出す-神奈川・三崎の活々水産-


 神奈川県三浦市三崎の鮮魚卸・活々水産合同会社(電話046・854・8008)は、前浜産を仕入れた当日に東京都内の飲食店へ配達する「朝どれ鮮魚」に力を入れている。大庭剛社長が三崎市場で一尾一尾精査。欠品のリスクや手間を惜しまず、商材の価値を最大限に引き出す販売に臨んでいる。


掲載日:2022.03.07

真ツブ内需低迷

入荷が少ない真ツブ


 東京・豊洲市場の真ツブ消流は国内の引き合いが低迷している。赤潮が発生した北海道太平洋沿岸の水揚げが伸びず、入荷量が乏しく、高値基調が続いているのが影響。コロナ禍が長引き、仲卸業者らは「飲食店からの当日注文は少ない。ヒモ付きでなければ売れない」と異口同音。一方で、上級グレードの荷動きは富裕層が多い香港などアジアへの輸出に傾斜している。


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