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新聞記事

全国一覧

掲載日:2022.09.12

鯨肉の消費喚起へ-くじらの日にイベント-


 母船式捕鯨の共同船舶株式会社(所英樹社長)は4日、くじらの日(9月4日)に合わせて販促イベントを行った。通常は冷凍流通が主体だが、ノンフローズンのニタリクジラの生肉約2トンを豊洲市場に上場、都内の飲食店や量販店で販売された。また、同社主催のバーベキュー大会も好評を博し、所社長は「くじらの日の販促活動を毎年実施していきたい」と鯨肉普及に意欲を見せる。


掲載日:2022.09.12

東信水産12年ぶり本店リニューアル、「実演厨房」で魚食拡大

調理が見えるガラス張りの「実演厨房」


 首都圏を中心に鮮魚専門店を18店舗展開する東信水産株式会社は、東京都杉並区にある荻窪総本店を2010年以来12年ぶりにリニューアルし、1日オープンした。調理が見えるガラス張りの「実演厨房」を設置し、実演作業を見てもらうことで魚食への関心の高まりを狙う。アイテムは刺身やすし、鮮魚総菜など即食商品を中心に展開。冷凍魚商品も充実させており、同社店舗では初となる冷凍すし・刺身の販売も実施する。


掲載日:2022.09.05

職人技、カジュアルに

野球の投球練習場をモチーフにした「ブルペン」の外観


 のれんに「鮨」や「寿司」などの表記がなく、カタカナやアルファベットの店名を持つすし店が東京都内を中心に”カタカナスシ”という新ジャンルで注目されている。一流の技を身につけた職人が握る確かな味と見栄えを両立させた一品を値ごろな価格で提供。精魂込めた一貫をカジュアルな雰囲気で楽しめる「食スポット」として若者や女性などを引きつけている。


掲載日:2022.09.05

北海道産折詰ウニ供給不足で価格上昇-豊洲市場-

国内の引き合いが弱い折詰ウニ


 東京・豊洲市場の折詰ウニ消流は北海道産は入荷量が伸び悩んでいる。大雨被害やシケ絡みで出漁回数が限られ、品薄高値で推移。また、10月1日に漁が解禁する北方四島産に対し、荷受・仲卸業者らは「ロシア側は春にかなりの数量を出荷していたため、枠を圧迫したのでは。秋からの供給状況が気がかり」と注視している。


掲載日:2022.09.05

水産庁、概算要求2604億円と発表


 水産庁は8月31日、2023年度水産予算の概算要求総額を2604億円と発表した。前年度要求額の2602億円と同水準に設定。3月に改定された水産基本計画の着実な実行を図り、持続性のある水産業の成長産業化と漁村の活性化を実現させる。


掲載日:2022.08.29

売り場確保重要に-サケ特集-


 北海道の秋サケ定置漁が30日に開幕する。5万トン割れだった昨年比10%増の来遊予測が示され、今年も低水準の漁況見通し。引き続き、水揚げの回復時を見据え、原魚の円滑処理体制や売り場の確保、消流安定への価格形成が焦点となる。道漁連販売第二部の鳥毛康成部長に商戦展望、流通対策の重点などを聞いた。


掲載日:2022.08.29

ロシアの冷凍卵、不漁響き供給不足


 近年国内のいくら市場を席巻しているロシア産冷凍卵は今季の搬入量が昨季を大幅に下回る様相だ。極東のカムチャツカ方面での不漁で、一般社団法人北洋開発協会によると、10日時点の漁獲勧告量達成率はカラフトマスが20.2%、シロザケは3.3%にとどまっている。価格も高騰し、日本の商社は搬入量を絞っている。


掲載日:2022.08.29

チリギン、空前の高値


 円安や世界的な需要の高まりを背景に、チリ産ギンザケをはじめサケ・マス相場が高騰している。国際情勢の変化でロシア産ベニザケの搬入の予測もつかず、輸入物の供給は例年にも増して不透明な様相を呈している。
 チリギンは在庫のひっ迫を背景に異例の価格上昇が続いている。6月下旬には、4/6ポンドサイズの冷凍ドレスの内販価格がキロ1200円にも達した。3月から3カ月で約300円値上がりし、シーズン開始時の2021年10月の価格と比べると1.5倍ほどの水準となっている。
 在庫ひっ迫の要因について、商社筋は「ベニが高値だったため、早期から北海道・東北でもチリギンの売り場が増え、相場は前期よりも高いものの、消費は鈍らなかった」と説明。加えて「搬入量が予想に反して少なかった。例年は11万トンほどだが、21/22年シーズンは最終的には10万トンに達しないのでは。当初4月から価格が下がるとの見通しで、商社各社は在庫を潤沢に確保していなかった」と続ける。


掲載日:2022.08.15

ブリ類用フィレッティングマシン開発-マレル-

フィレッティングマシン「MS2730」、左奥には後工程のフィレウォッシャー


 食肉・水産加工機械の世界的企業・マレル(アイスランド)は、ブリ類用のフィレッティングマシンを日本の生産現場に照準を合わせた高性能機械として開発した。魚体の寸法を自動計測するなど、人による調整が不要となる機能を搭載。日本国内1号機をブリ加工の有力企業が導入、2号機もブリの生産・加工を手掛ける㈲苓南(熊本県天草市、深川英穂社長)が試験的に導入し、歩留まり向上や処理速度向上(1分間に最大25尾処理)などが確認できている。輸出促進の対象魚種であるブリ。高性能処理を施した加工品の世界発信に向け準備を進めている。


掲載日:2022.08.15

道産ホッキ入荷再開も荷動き鈍く-豊洲市場-

入荷量を絞っている北海道産ホッキ


 東京・豊洲市場の北海道産ホッキの消流は引き合いが弱い。主産地・胆振管内が貝毒発生による約1カ月の出荷停止で顧客が離れ、入荷再開も需要が低調のままお盆商戦を迎え販売に苦慮している。 
 浜値が上昇し、卸値も8月9日時点でキロ1200円と強含み。荷受は「商戦前は北海道産で700円、三陸産で300円台。例年この時期は価格が上がる」と説明。ただ、道産にこだわる仲卸業者は「入荷は再開されたが、現状は高くて仕入れていない」と話す。


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