帯広地方卸売市場株式会社(山室俊晴社長)は百貨店などの物産展向け海鮮弁当の商品展開に取り組んでいる。食品製造販売の㈱モア・フーズ、帯広物産協会と連携。物産展で人気の高い弁当で全国へ十勝産魚介類をアピール、認知度を高める狙いだ。
株式会社イチヤママル長谷川水産(本社・八雲町落部、長谷川博之社長)の100%子会社で鮮魚一次加工の株式会社白老フーズ(白老町竹浦、中村慎治社長)の新工場と冷蔵庫が、秋サケ開幕とともに本格稼働を始めた。冬にはスケソも控えドレス処理が中心。加工処理・凍結・保管のいずれも、能力が格段に増大した。集荷力を強みに前浜鮮魚を幅広く扱い、雇用創出でも地元の期待を背負っている。
エア・ウォーター物流株式会社(本社・札幌市)が岩手県釜石市に建設した水産物流センター「釜石低温センター」の竣工式と祝賀会が3日に現地で開かれた。
同センターは、東北エリアなどを管轄するエア・ウォーター食品物流株式会社(本社・仙台市)が運営。マイナス15~25度のフローズンを主体に、チルドや常温の3温度帯の保管能力を持つ。
株式会社大成水産(札幌市、國分一夫社長、電話011・717・5522)は、ことし7月で創業25周年を迎えた。干貝柱を中心とするホタテ加工製品をはじめ干ナマコ、サケとば、するめといった乾物製品や魚卵、加工原料魚、コンブ製品まで幅広い水産製品を取り扱う卸売業者として発展し続けている。
宮城県石巻市桃浦地区のカキ養殖漁業者と株式会社仙台水産で構成する桃浦かき生産者合同会社(大山勝幸代表社員)はこのほど、「桃浦かき」のブランドマークを商標登録した。また、株式会社仙台水産のテレビコマーシャルと「桃浦かき」のポスターが仙台広告賞を受賞。オリジナルパンフレットも作製し広くアピールしている。
宮城県石巻市で「たらこ専門メーカー」として知られる湊水産株式会社(木村一成社長)は8月、新工場と「直売店みなと」を併設した新社屋の建設工事が完了し、業務を開始した。衛生管理を徹底した生産施設とおしゃれな雰囲気の店舗が好評。
「さしみ鮭」で知られる札幌市のサケ加工・株式会社丸亀(若月英晶社長、電話011・611・8331)は、7月に冷風乾燥機を導入し、ホッケ、ソウハチなど道産魚を使った干物の製造販売を強化している。うま味、ふっくら軟らかな干し上がりなど高品質を追求。自社店舗で日々干したてを提供し、集客力の向上、新規顧客の獲得に臨んでいる。
産業ガス大手のエア・ウォーター株式会社(本社・大阪市)の子会社で札幌市に本社を置くエア・ウォーター物流株式会社(川田博一社長)は、岩手県釜石市に水産物流センター「釜石低温センター」を建設した。9月竣工の予定で、同3日には竣工式典を開催。三陸を主体に東北エリアを視野に入れた物流拠点を目指す。
釧路市漁協の総合流通センターは、釧路産のサバを使った「しめさば」の販路開拓に力を入れている。昨年産で2月から製造販売を開始。量販店の店頭販売に加え、すしネタなどで業務筋にも利用されて好評を得ており、定番商品化に向け、今季も道東沖での漁場形成、釧路港への水揚げ増に期待している。
宮城県塩竈市を拠点に「三陸産カキ」などの加工販売、飲食店経営を行っている五光食品株式会社(赤倉賢社長、電話022・363・1811)は、カキ製品の新たな加工技術確立に向けての取り組みを始めている。