上磯郡漁協はまなす支所の人工礁(茂辺地地区488基、当別地区479基)によるフノリ漁は、両地区合わせて約5トンと例年より若干多い生産量となりそうだ。
【大阪】大阪住吉小倉屋(山本一之代表)は小売り専門で、南海本線住吉大社駅1階に店を構える。尾札部など白口浜天然真昆布を原料に、山本代表自らが店内で削るおぼろやとろろが看板商品。「天然は味だけでなく、削るときの香りも良い」と話し、「香りに誘われて訪れた」という客もいる。
株式会社エフエフシー・ジャパン(本社・三重県津市)が積極的に全国展開している「FFC元始活水器」が水産加工や養殖など多方面で導入が広がっている。東北・三陸地方でも好評。水産加工では、品質の向上や鮮度保持、工場など施設の衛生環境向上、排水施設の臭気低減や清掃コスト低減などの効果も大きく、最終的には海洋環境改善につながるという。同社は、東日本大震災被災地での導入に対し、復興支援の補助も行っている。
浜中町のウニ加工、マルキ平川水産㈱(平川登美雄社長、電話0153・62・3556)は10月完成予定で加工場を全面改築する。HACCPの認定を取得し、国内に加え、海外市場への販売拡大を目指す。
宮城県気仙沼市の水産加工業大手・株式会社阿部長商店(阿部泰浩社長、電話0226・22・6666)が企画・開発した欧州風味のスペインバル「ajilloアヒージョ」シリーズの「さんまとトマトのアヒージョ」が、2月に行われた第39宮城県水産加工品品評会で最優秀となる農林水産大臣賞を受賞した。
苫小牧市の鳥越漁業株式会社(鳥越浩一社長、電話0144・36・8181)は水産加工販売事業を拡大していく。3年半前から前浜産鮮魚、加工品の国内向け直販に加え、アジア市場への輸出を展開。ノウハウの蓄積を得て、今後生産施設を拡充し、屋号の「一叶(いちかのう)」ブランドの発信を本格化していく。
イギリス伝統のファストフード「フィッシュ&チップス」を三陸産の魚でつくり、新たなご当地グルメを開発し次世代への魚食普及につなげようと、岩手県大船渡市の官民連携組織が2月15日、市総合福祉センターで「フィッシュ&チップスコンテスト最終審査会」を開いた。
スモークサーモンのブランドメーカー・王子サーモン株式会社(本社・東京)は、ロシア産ベニザケを主体に塩ざけ商材の製造販売を強化している。定塩フィレーや切り身、ギフト用の新巻などを商品展開。今後、骨取りも手掛けていく計画だ。
食品卸会社を傘下に持つ株式会社いずみホールディングス(札幌市、泉卓真社長)は、飲食店や加工場など食関連業者向けのEC(電子商取引)サイト「日本卸売市場株式会社」を立ち上げた。独自の仕入れ・販売・流通システムで、より安価に高鮮度の食材・原料を調達できる新たなマーケットを提供。同時に競りや予約販売など出荷者の生産者が価格設定に関与できる仕組みを備え、手取りアップを後押ししていく。
様似町の水産加工業者など6社でつくる「様似町水産加工共同事業協議会」(リーダー・高橋求幸丸富水産㈱社長)は、日高のブランドサケ「銀聖」、ツブを使った共同商品を売り込んでいる。業界一丸で特産品をアピールすることで、様似の水産加工の認知度を高め、個々の商機拡大につなげていく戦略だ。