日本昆布協会(会長・田村満則ヒロコンフーズ株式会社社長)は8月4~9日、初の「北海道昆布産地見学・交流会」を実施した。産地視察で見識を高め、消費拡大や製品開発・改良につなげることなどが目的。田村会長、山口英孝副会長(株式会社山口眞商店社長)をはじめ、関西中心に会員企業20社26人が参加。稚内を皮切りに羅臼、歯舞、浜中、厚岸、えりも、南かやべの各浜を訪問し、意見交換や生産現場を視察したほか、懇親会で浜との交流を深めた(同行取材・鈴木亮平)。
えりも漁協の平野正男組合長は、作業省力化を図る漁業用アシストスーツ「タスカル」を装着しコンブ漁に着業、腰への負担が減るなど効果を実感している。
同スーツは背中のアシスト材の復元力が上半身を持ち上げる方向に作用、前かがみ姿勢の作業が楽になる仕組み。軽量で簡単に装着できることも利点の一つだ。
岩手県産養殖干し(本干し)コンブの今季初入札が5日、宮古市の県漁連北部支所で開催された。3漁協が6294箱(1箱20キロ中心、121.4トン)を上場、全量落札され、最高値は重茂産長切1等の1万8099円(10キロ値)。昨年初回に比べ、長切が田老町産(A種)1等20%ダウンなど下げ幅が大きく、棒は昨年並みから小幅下げとなった。北海道産の下げが影響したとの見方が強い。
えりも漁協のコンブ漁が最盛期を迎えている。今季は総体的に繁茂しており、平野正男組合長は「低調だった昨年の2、3倍は採りたい」と意気込む。天日乾燥の日高管内は、天候が生産量を左右する大きなポイントとなるため、着業者は今後の好天と順調操業に期待している。
道南・白口浜に位置する南かやべ漁協の天然マコンブ漁が17日に始まった。昨年は低調な水揚げだっただけに、着業者は「繁茂状況も良いので頑張りたい」と意気込んでいる。
木直地区では17、18の両日出漁後はシケなどで沖止めが続き、23日現在2回の操業となっている。
岩手県産養殖素干しコンブの初入札が15日、宮古市の県漁連北部支所で開催された。重茂、田老町の両漁協が9155箱(1箱10キロ)を上場、主体の黒長切が両漁協産とも1万1000円を超え史上最高値となるなど、全品目が昨シーズンの相対販売価格を上回った。入札移行で競争原理が働いたとの見方がある。
根室貝殻さお前コンブの値決めは、交渉開始2日後の16日に妥結。1等は昨年比2.4%高の10キロ1万7300円、3等は同4.8%高の1万1000円、4等は同2.1%高の9600円となった。
貝殻さお前コンブ漁が12日に終漁した。今季は繁茂・生育状況ともに芳しくなく、厳しい操業を強いられた。
6月15日に解禁したが、天候が悪く21日に初水揚げ。
岩手県宮古市の田老町漁協(小林昭榮組合長)管内で5日、養殖ガゴメコンブの収穫が行われた。干し加工後、同漁協が買い取りとろろ昆布で製品にする。福島原発事故の風評被害でボイル昆布が特に関西圏で売れなくなり、この対策としてガゴメが浮上。組合員漁家の収入維持、安定を狙う。
道漁連は3日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を昨年度実績比17%増の1万7500トンと発表した。過去最低だった昨年に比べると生産回復となりそうだが、平年作の2万トンを8年連続で割り込む見通しだ。