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新聞記事

コンブ一覧

掲載日:2022.10.03

釧路管内成コンブ、シケ・悪天候で8月苦戦

ナガコンブの荷揚げ(7月末、千代ノ浦漁港)


 釧路管内5単協の成コンブ漁は操業日数が伸びず漁期終盤に入った。9月末までの累計採取日数は昨年同期比44日減の91日(147時間減287.5時間)。中でも8月がシケや天候不順の影響を大きく受け未出漁の浜もあるなど苦戦を強いられた。9月末までの漁協別採取日数は釧路市東部5日減18日、昆布森10日減13日、厚岸7日減20日、散布10日減21日、浜中12日減19日。


掲載日:2022.09.26

えさん漁協天然採取、マコンブ主体


 えさん漁協の天然はガゴメが皆無でマコンブ主体に採取。繁茂漁場は限定的なものの、日浦地区は2年ぶりに操業。尻岸内や古武井も含め7月に続けて出漁できたが、天候不順やシケ、海の濁りに出漁を阻まれる期間も長く、着業者からは「コンブの質が良い時期にもう少し採りたかった」との声も多い。


掲載日:2022.09.19

えりも漁協採りコンブ採取日数伸び悩み

台風明けの出漁で採取したコンブ(9月9日、旭地区)


 えりも漁協の採りコンブは9月15日現在で4地区が切り上げ、全地区延べ出漁日数は136日(525時間)と昨年を下回るペースで推移している。天候不順などにより8月の採取が36日と伸び悩んだ。地区別では資源状況含め下側が振るわない。また全般的に水コンブが繁茂しており「その影響で成コンブの実入りが悪い」と指摘する声もある。


掲載日:2022.09.12

本年度の道内コンブ生産見込み下方修正


 道漁連は、本年度の道内コンブ生産見込みを1万2060トンとした。8月末時点の集計で、6月末に示した当初見込みから540トン下方修正。過去最低だった昨年度実績(1万2816トン)を5.9%下回り、4年連続で1万2千トン台となる低水準の生産が続く見通し。2012~21年の過去10カ年平均(1万5016トン)と比べると19.7%下回る。


掲載日:2022.09.05

礼文・船泊漁協の俵さん、天然採取、鎌刈り専門

天然コンブ採取に使う鎌


 礼文島・船泊漁協の俵静夫さん(87)は、鎌刈り専門で天然コンブを採取する。海底をのぞいて実入りの良いコンブを選び、根元からきれいに刈り採る。操業後には鎌を欠かさず研ぎ切れ味を維持。「良い水揚げをするには手入れは重要」と強調。若いときから漁具とともに腕にも磨きをかけ、等級比率の高い生産を続けている。


掲載日:2022.08.29

南かやべ促成、昨年上回る生産見込む

大半の漁家が水揚げを終えた促成(8月23日、臼尻漁港)


 南かやべ漁協のコンブは主力の促成の水揚げがほぼ終了、一部地区で春先にシケ被害が発生したものの、全体では昨年を上回る生産を見込んでいる。2年養殖は主産地の尾札部地区の生育が振るわず減産の見通し。繁茂不良による水揚げ低迷が続く天然は今季も操業地区が限られ、わずかな生産となりそうだ。促成は、ホッケによる種苗被害などに見舞われた昨年度実績の2172トンに対し、今季は2560トンを計画。大半の漁家が水揚げを終え製品作りが本格化している。


掲載日:2022.08.15

礼文島天然コンブ漁場で成育ばらつき

自由操業での採取が進む天然コンブ(8月9日、香深井地区)


 礼文島の天然コンブは自由操業で出漁、実入りや長さなど生育状況は漁場でばらつきがあり良質なものを探して採取している。ただ、総体的に来年採取対象となる若生いが厚く繁茂している一方、「今年のコンブが少ない」と着業者は口をそろえる。


掲載日:2022.08.08

歯舞夏コンブ繁茂薄く水揚げ船間差

乾燥のため干場にびっしりと並べられたナガコンブ(7月25日)


 歯舞漁協の夏コンブ漁が7月25日に始まった。採取対象のナガコンブは、渚中心に流氷で削られたこともあり総体的に繁茂状況は薄く好漁場に船が集中。水揚げは船間差があるという。


掲載日:2022.08.01

廃材パイプでコンブ着生に成功

コンブの着生部分


 「前浜で進行している磯焼けに歯止めを掛けたい」……その強い思いから、森漁協元監事の山下良慈さん(66)は、天然マコンブが付着していた廃材パイプを改良し着生・生育実験を試みた結果、大きな成果を得た。「胞子が付着し生育することが確認でき、良好な場所では引き揚げられないほど伸びていた」と山下さん。この取り組みに協力していた株式会社森機械製作所(森光典社長)は、共同発案者として特許を申請。磯焼け対策に手応えを得ており、今秋から道内各地で試験導入する計画だ。


掲載日:2022.08.01

羅臼天然昨年上回る繁茂状況

増産に期待がかかる天然コンブ(7月26日)


 羅臼漁協の天然コンブ漁が7月20日に始まった。総体的に不漁だった昨年を上回る繁茂状況で、増産に期待がかかる。一方、ウニの食害が目立つ漁場も点在し、着業者は良質なコンブを選びながら採取している。


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