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新聞記事

ホタテ一覧

掲載日:2022.07.04

ボイルは4割減4000トン台か


 加工貝の水揚げが一定程度回復した2021年度シーズンの噴火湾は、中国向けの冷凍両貝需要が昨年以上に強まった。このため最盛期の浜値はキロ300円台と堅調に推移。産地では両貝主体の加工にシフトし、ボイル生産は昨年より4割減の4千トン台とみられる。
 21年度の原貝水揚量は前年度比18%増の5万6700トン。3季連続で増加した。浜値はキロ200円台で始まり、終盤は300円台に上昇。産地加工業者は「序盤から中国の引き合いが強く、中堅各社はボイル生産を減らし両貝主体にシフトした」と説明。コンテナ不足や中国・大連港のクローズで一時的に止まる場面もあったが、引き合いは最後まで続いた。


掲載日:2022.07.04

陸奥湾半成貝昨年並み5万5000トン


 2022年度の半成貝について、青森県漁連では昨年並みの水揚げを想定している。6月末で終漁したが、ネットの付着物が多く水揚げペースが遅れた漁協もあり7月も継続する見通し。これらを合わせた累計は5万5千トン程度となる見通しだ。浜値は初回入札から堅調に推移、最終5回目に200円を突破した。今後のベビー製品の消費動向が注目される。


掲載日:2022.06.27

いぶり噴火湾耳づり終了、玉付けも順調

耳づりした稚貝 (6月20日、礼文地区)


 いぶり噴火湾漁協の耳づり作業は、大半の漁家が加工貝出荷後の4月頭に開始し、5月末~6月上旬ごろに終了した。稚貝に変形やへい死は見られず、各地区とも必要量を確保し順調に進んだ。


掲載日:2022.06.20

海外はアジア主体に品質訴求-道ほたて振興協議会-


 道ほたて漁業振興協会(髙桑康文会長)は、海洋環境や社会情勢が変化する中、各市場のニーズに応じた適切な選択と手段を講じ円滑な消流を図る。米国や中国の動向を注視しつつアジア圏主体に品質訴求。干貝柱は香港情勢や中国加工品流通を背景に各種リスクに応じた流通体制を整える。


掲載日:2022.06.13

オ海南部本操業順次スタート


オホーツク海南部8単協(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)の本操業は、5月中旬に始まった網走を皮切りに6月から順次開始した。常呂が日産260~270トン、雄武、湧別は190トン、沙留は150トン前後の水揚げ。歩留まりは11%程度と上昇傾向にあり、アソートにも期待がかかる。浜値は漁場造成からキロ200円前後と堅調。今年も好漁に向け順調なスタートを切った。


掲載日:2022.06.06

陸奥湾半成貝一段高に関係者戸惑い

半成貝の荷揚げ作業。4回目の入札でキロ190円台を付けた(5月)


 青森県陸奥湾の半成貝が一段高となり、関係者は戸惑いの表情を浮かべている。第4回入札のキロ平均単価は前回比35円高の191円に急騰。前年同期との比較でも24円高、昨年最高値の第5回入札よりも5円高となった。加工業者からは「貝が集まらない」との声が漏れており、仕事買いの様相を呈している。


掲載日:2022.05.30

オホーツク海北部3単協本操業入り

ホタテの荷揚げ作業(5月24日、宗谷港)


 オホーツク海北部の宗谷管内4単協(宗谷、猿払村、頓別、枝幸漁協)は、枝幸を除く3単協が本操業に入った。漁場造成を含む5月後半の水揚量は4単協合わせ2万トンを超えたが、昨年より4千~5千トン少ないペース。歩留まりは10%前後、アソートも上昇傾向とみられ、浜値はキロ100円台後半と堅調だ。宗谷、猿払村は日産300トン台を揚げている。


掲載日:2022.05.23

枝幸海産ホタテ玉冷内製化へ


 枝幸町の枝幸海産株式会社(松嶋修一社長、電話0163・62・1122)は、ホタテ玉冷の内製体制を整備した。従来実施してきた枝幸水産加工業協同組合運営の共同利用施設での凍結・選別処理と併用し、今季から玉冷の生産を拡充強化。顧客の注文に応じ迅速に供給することで経営安定につなげていく。


掲載日:2022.05.23

噴火湾加工貝水揚げ最終盤


 噴火湾7単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部・いぶり噴火湾漁協)で水揚げした今季の加工貝は、終盤となった5月中旬時点で前年同期比18%増の5万5660トンとなった。砂原を除く6単協が増産し、長万部、落部の2単協は1万2千トン台と1万トンの大台を超えている。中国向け冷凍両貝需要が強く、浜値はキロ300円台後半まで上昇。高値は400円台を付ける場面も見られた。長万部は7月ごろまで続く見通し。


掲載日:2022.05.16

陸奥湾半成貝ようやく歩留まり上昇か

半成貝の出荷作業。5月に入り歩留まりは向上している(5月10日、東田沢漁港)


 青森県陸奥湾で半成貝の水揚げが最盛期に入った。成育状況は昨年に続きやや小ぶりで、歩留まりも低水準だが、5月には例年並みの数値に上昇しており今後の成長が期待される。県漁連によると4月1日~5月9日時点の累計水揚量は、前年同期比横ばいの1万5300トン。11日以降17日間で平内町漁協浦田、小湊地区が各千トン、同じく東田沢地区、外ケ浜漁協蟹田地区が800トンの水揚げを予定している。


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