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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2022.12.05

相場修正に引き合い-東京・豊洲市場の北海道いくら消流-

需要が出てきた北海道産いくら


 東京都・豊洲市場の北海道産いくら消流は、相場が昨年並みに落ち着き、飲食店などの引き合いが回復してきている。漁期途中までは高騰し、海外産マス子の代用や仕入れ量の抑制などで需要は低調に推移。仲卸業者は「末端が扱える価格で提供できる」と安どの表情を見せる。仲卸業者によると、11月7日に卸値が下落。「それまでは昨年より15%は高く、20%高の場面もあった。その上昇分が解消され、例えば、しょうゆは最高値のキロ1万4千円から今は9300円。塩は1万2千~1万1千円で推移していたのが1万円に落ち着いた」と話す。


掲載日:2022.11.28

プロキシマー、アトラン陸上養殖開始

「ふ化・幼魚場」棟内の、2~100グラムまで育てる直径7メートルの水槽


 ノルウェー・プロキシマーシーフード社の日本法人・プロキシマー社(ヨアキム・ニールセンCEO)は、富士山麓に位置する静岡県駿東郡小山町に建設を進めている日本最大級となるアトランティックサーモンの閉鎖循環式陸上養殖施設の一部施設が完成し、10月末から運用を開始した。2023年中ごろに施設全体が完成予定。初出荷は24年中ごろを見込む。フル稼働で年間5300トンの生産を目指す。


掲載日:2022.11.28

高値発進、売足鈍る-秋サケ生鮮商船総括-


 8万トン近くに増産した北海道の秋サケ。製品在庫払底の加工需要から相場が近年最高値で滑り出し、量販店の生鮮販売は昨年より高値スタートを余儀なくされ、売足は鈍化。9月後半以降の伸びで下げ相場となったものの、価格訴求の拡販は難儀な商戦となった。生活協同組合コープさっぽろ商品本部水産部の吉田幸博バイヤーに販売・消費動向を聞いた。


掲載日:2022.11.21

北海道二海サーモン、地元生産の種苗を初投入


 八雲町とひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会が取り組む「北海道二海サーモン」の海面養殖で15~18日、2023年春に迎える4期目の水揚げに向け、幼魚1万尾を熊石漁港内のいけす2基に投入した。22年は八雲町熊石サーモン種苗生産施設で育てた幼魚を初めて活用している。


掲載日:2022.11.21

北海道秋サケ回復軌道入りの兆し


 2015年以来7年ぶりに来遊数が3千万尾を超えた北海道の秋サケ。中期までの来遊実績では特に近年失速した中期が伸びて全地区が前年を上回っている。道総研さけます・内水面試験場の解析によると、2018年級の4年魚が全地区で前年比増加となりけん引。資源回復の兆候となる成熟年齢の高齢化も見られ、3年魚の回帰では近年にない高水準の19年級と合わせて来季も回復持続が期待される。


掲載日:2022.11.14

久慈市漁協養ギン生産本格開始


 ギンザケ養殖に取り組む岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は海面いけすへの稚魚投入を完了し、今季の生産を本格的にスタートさせた。大手回転ずしチェーンのメニューに使われ、「久慈育ち琥珀サーモン」のブランド名が全国に浸透する中、市内サケふ化場の未稼働期間を活用した稚魚中間育成実証事業にも注目が集まる。今季は来年8月ごろまでに600トン以上の水揚げを計画している。


掲載日:2022.11.14

生筋子、荷動き伸長


 札幌市中央卸売市場の生筋子消流は、水揚げに比例して取扱数量が昨年に比べ大幅に増えている。いくらの在庫払底下、ロシアの冷凍卵調達が厳しい状況も見込んで高値の前半戦から加工筋の手当てが進行。9月後半以降の盛漁で下げ相場となり、さらに活発化し、10月は昨年の2倍以上。道内産地全般で荷動きが伸長している。


掲載日:2022.11.07

胆振秋サケ後期群に望み


 いぶり噴火湾漁協の秋サケ定置は、大きく減産した昨年より増加しているものの、盛漁期に上向かず苦戦を強いられている。10月末の漁獲量は180トンで前年同期比44%増となるが、同漁協では「平年の半減に近い」と説明。着業者は「ハシリから薄いまま終盤に入った」と肩を落とす。薄漁のため浜値は堅調で、メスがキロ千円台前半を付けている。


掲載日:2022.11.07

オ海西部、記録的好漁

大幅に記録を更新した枝幸漁協の秋サケ荷揚げ(11月1日、音標漁港)


 大幅回復を見せた北海道の秋サケ定置は10月末で7万5千トンを超え、終盤に入った。オホーツクで先行して出足から順調だった西部は陸網の網揚げや切り上げの漁場も出ているが、終漁まで最近はあまり見えなくなったメジカ系の乗網が注目点。今年は魚価高に恵まれ、昨年は切れた10月も漁が続き、歴史に残る漁況の年となっている。


掲載日:2022.10.31

過去2年と比べ順調-大樹漁協サクラマス養殖試験-


 大樹漁協のサクラマス養殖実証試験は、大シケや赤潮被害を受けた過去2年と比べて順調に成長している。春の大型連休明けに稚魚約2300尾を搬入し給餌とともに成長を経過観察。一部成熟が早く進んでしまった魚もあるが、大きな減耗はなく、12月の水揚げを目指している。


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