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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2015.10.05

ひだかブリ/ 船上活じめで拡販、脂肪率計測・表示も付加価値

手動式の処理機で行う船上活じめ作業

 近年北海道沿岸の秋サケ定置で多獲されるブリ。ひだか漁協は今季、船上活じめで販売拡大に乗り出した。定置業者4経営体が実施。徹底した血抜き処理や鮮度管理、脂肪率の計測・表示などの付加価値対策を施し、「はるたち(春立)」「三石」の水揚げ漁港を冠したブランド名でアピール。仲買人指定で独自の販路を開拓し、野じめに比べて約2割高の魚価向上を図っている。


掲載日:2015.10.05

大船渡市場で電子入札/迅速で便利、事務も軽減

釣りイカの上場をタブレット端末で応札する買受人

 岩手県の大船渡魚市場でタブレット端末による電子入札が始まった。9月下旬に釣りイカなど2品目で入札証(紙)の応札から完全移行、定置物でも試行が始まり段階的に拡大していく。締め切り後にリアルタイムで発表でき、データは買受人ごとの販売通知書にも反映。控え室などからの応札も可能だ。東北の産地市場では初とみられ、迅速で便利になった。


掲載日:2015.10.05

石巻魚市場が完成し式典

全面完成した石巻魚市場の管理棟と製氷棟

 東日本大震災の津波で全壊した石巻魚市場(宮城県石巻市)が再建、全面運用開始となり、9月26日、完成式典が同市場西棟で開催された。荷捌所は長さが876メートルと世界最大級で震災前の約1.4倍、密閉式の高度衛生管理型でHACCP制度にも対応し、水揚げ・荷捌きでは漁業種類ごとにゾーニング。輸出も視野にブランド化と高付加価値化を目指し、石巻水産業界を復興から新時代につなげる中核施設と期待される。


掲載日:2015.09.21

岩手県漁業者交流大会 震災後初めて一堂に

 岩手県花巻市で15日、同県の漁業者が大震災後初めて一堂に会する交流大会が開催された。活動実績発表では、震災後、「ふれあいバザー」などの活動の積み重ねを復興につなげた重茂漁協女性部の取り組みが最優秀賞、「津波に耐えたウニまつり」などの直売会を継続した種市南漁協宿戸漁業研究会の活動が優秀賞に輝いた。


掲載日:2015.09.14

石巻・ヤマトミ GSKの冷風乾燥機でぶりの生ハム燻製風味

2台を導入している特殊冷風乾燥機。移動も容易

宮城県石巻市の㈱ヤマトミ(千葉雅俊社長、電話0225・94・7770)は、冷風乾燥機を使い、ぶりの生ハム燻製風味や、さばのみりん焼きなど調味漬けの商品を、ふっくらとうまみたっぷりに仕上げ、好評を得ている。




掲載日:2015.09.14

宮城・歌津 地種復活に地区差

地種復活に向かう田の浦地区のホタテ採苗

宮城県漁協歌津支所管内(南三陸町)のホタテ養殖は採苗が進み、地種復活に向け地区格差が大きくなっている。田の浦では着業8組合員のうち、ほぼ地種だけの養殖が6人に増え、今秋移入の北海道産半成貝の価格動向によってはさらに増加も。泊での採苗は引き続き2人にとどまった。


掲載日:2015.09.14

宮城県産カキ 漁期入りへ、24日に品質検査

 宮城県漁協はカキの共販開始に向け24日、むき身の品質検査を石巻総合支所で実施する。卵持ちの割合が低ければ29日入札開始を決める。4日に同支所でかき部会を開き買受人代表とも協議し、漁期対策を決定した。生産見込みはむき身で1700トン弱、昨季よりやや増える見通しだ。また、生食向け期間の5月までの2カ月延長を県に要請することにした。


掲載日:2015.09.07

宮城・志津川「あまころ牡蠣」に弾み クペールで天然採苗良好

 宮城県漁協志津川支所のカキ生産グループが試験養殖する「あまころ牡蠣」に弾みがつきそうだ。天然採苗のシングルシード(一粒種)養殖で、今季の種苗を豊富に確保できる見通しとなった。これまで2年のチャレンジで生産技術はほぼ確立。未産卵となる1年養殖の殻付出荷に向け、採苗分散から事業化が期待される。


掲載日:2015.09.07

宮城・南三陸町ヤマウチ ビール好評「ほのかにホヤの味」

 ホヤのビール「海鞘エール」=写真=が好調な売れ行きだ。宮城県南三陸町の㈱ヤマウチ(山内正文社長、電話0226・46・4976)が8月25日に販売開始、同月末までに1000本を超えた。岩手県の地ビールメーカーが製造過程で志津川湾産マボヤの煮汁などを加えて生産。ホヤのように赤く、「ほのかにホヤの味がする」と評判だ。


掲載日:2015.08.31

宮城県、養殖振興プランを策定/安定生産へ7種で姿示す

3年で水揚げ額倍増が見込まれるカキ

 宮城県は21日、「養殖振興プラン(再生期~発展期)」を策定した。カキ、ホタテなど主要7種目を中心に今後6年間を見据え、震災からの復旧にとどまらず将来にわたり安定的に生産していくため、種目ごとに目指すべき生産体制とそれに必要な取り組み、3年目の目標生産額を具体的に提示した。目標額はカキ、ホヤが現状の2倍近くになるなど全体で3割アップ。ギンザケは活じめ・生食用50%を目指す。


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