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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2022.09.19

第八十八瑞雲丸の川上亮二さん、キチジ良型好値

キンキンの選別(9月9日、えりも漁協市場)


 えりも漁協で刺網を営む第八十八瑞雲丸はキンキン(キチジ)も水揚げしている。漁は夏場に上向き、型も良く好値を付けている。川上亮二さんは「併行して漁獲するサメガレイも含め昨年より値段が良い」と笑顔を見せる。ババガレイが切れた後キンキン狙いに切り替え1月後半に開始。春は低調な漁模様だったが、7月に入って上向き基調に転じた。「5~6月は70~80キロなど100キロに満たない水揚げだったが7月は100キロ以上に増えた。数日前は網3本で200キロを揚げた。サイズは中と大が主体」と説明。「キンキンは200キロ獲れれば大漁。100キロで採算が合う」と示す。


掲載日:2022.09.19

電気刺激による船上活じめで出荷強化

両端に電極を設置(使用時はマット下)し、通電する処理台


 大樹漁協の大樹さけ定置共同経営体は今期、秋サケの船上活じめ出荷を強化している。5カ統のうち、春網にも着業する2カ統(2号・4号)が導入した電気刺激による「魚介類鎮静化システム」を活用し実施。サケが暴れない状態で活じめができ、作業の効率化に加え、サケにストレスを与えない処理方法で品質向上も考慮。全量活じめに取り組んでいる。


掲載日:2022.09.19

えりも漁協採りコンブ採取日数伸び悩み

台風明けの出漁で採取したコンブ(9月9日、旭地区)


 えりも漁協の採りコンブは9月15日現在で4地区が切り上げ、全地区延べ出漁日数は136日(525時間)と昨年を下回るペースで推移している。天候不順などにより8月の採取が36日と伸び悩んだ。地区別では資源状況含め下側が振るわない。また全般的に水コンブが繁茂しており「その影響で成コンブの実入りが悪い」と指摘する声もある。


掲載日:2022.09.19

留萌管内韓国向け活貝過去最高量

活魚車に投入する活貝。今年は生存率が高く、引き合いも強まった


 留萌管内の韓国向け活貝輸出が堅調だ。4~8月の出荷量は4単協(遠別・北るもい・新星マリン・増毛漁協)合わせ前年同期比4割増の約4千トン。浜値はキロ300円台前半だった昨年の2倍に高騰した。生存率が良く輸出業者の引き合いが強まり、序盤から高値のまま終盤を迎えている。


掲載日:2022.09.12

北海道秋サケ全面高の滑り出し

高値発進の秋サケ荷揚げ(9月6日、大樹漁港)


 北海道の秋サケ定置はオス、メスとも全面高でスタートした。特に卵需要のメスは出足から昨年比3~4割高に上昇。サンマが不調下、旬の生鮮需要も絡んでおり、通年商材の価格設定は今後の漁況次第だが、在庫薄、海外産の高騰、低来遊予測など上振れ要素をはらんだ生産環境。売り場堅持、消流安定への適正価格の形成が焦点になる。


掲載日:2022.09.12

サロマ湖3単協、順調に養殖作業進む

常呂漁協の本分散


 サロマ湖内の養殖は、3単協(常呂、佐呂間、湧別漁協)とも稚貝分散や耳づり、成貝出荷と、各自のペースで作業が進んでいる。稚貝はやや小ぶりだが必要量は確保し本分散をスタート。分散前後に行う耳づりも成育状況は良好だ。成貝出荷は大半がピークを過ぎ終盤を迎えている。


掲載日:2022.09.12

函館漁港などで赤潮、被害未確認も今後に不安


 道水産林務部は6日、函館漁港や七重浜の函館港第3防波堤、上磯地区地先で「カレニア・ミキモトイ」を原因プランクトンとする赤潮が発生したと発表した。道や函館市漁協、上磯郡漁協によると、7日現在で漁業被害は確認されてない。道総研函館水産試験場の職員が海の変色に着目し、表層水を採取したところ、貝類・魚類の被害発生が懸念される基準を上回るカレニア・ミキモトイを検出した。昨秋道東太平洋などで甚大な漁業被害を与えた「カレニア・セリフォルミス」は確認されていない。函館市漁協は「今のところ赤潮による被害を確認していなが、これからアワビや貝類などに影響があるか気がかり」と話す。台風11号によるシケ後の操業を注視する。


掲載日:2022.09.12

岩内郡養殖カキ2年貝2万個を初出荷

荷揚げ後に実施したカキをばらす作業(6月、岩内港)


 岩内郡漁協の太田誠組合長ら有志が取り組むカキ養殖試験の初年度出荷が8月上旬に終え、2年貝2万個を加熱用で同漁協市場に上場した。太田組合長は「数量はまずまず。小ぶりだったカキは3年貝として来年に出荷する」と話す。


掲載日:2022.09.12

サンマ棒受網 薄漁小型100グラム以下中心

サンマの荷揚げ。痩せた小型が多い(9月5日、花咲港)


 サンマ棒受網漁は、本来の漁場から東側にずれた公海で大型船主体の水揚げ。各船1週間から10日に1回の帰港で、100グラム以下の痩せた小型サイズが大半を占める厳しい漁模様。大型船船頭は「群れが薄くあまりにも小さい上に、水温が高いため漁にならない」と頭を抱える。薄漁を映し浜値は高値に振れている。


掲載日:2022.09.12

日高イカ釣り台風明け外来船集結、浜に活気

外来船が入港し活気を見せたスルメイカの荷揚げ(9月8日、様似漁港)


 日高中央漁協のスルメイカ釣り漁は、台風明けの8日、浦河・様似両港に他地区から移動してきた外来船が集まり、浜は荷揚げ作業などで活気に包まれた。同日は発泡200箱以上の好漁に恵まれた船もあった。青森県の着業者は「ある程度の水揚げが続けば1カ月半はここで商売したい」と漁持続を願う。


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