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掲載日:2025.07.28

利尻漁協浜値高騰、最高9万円


 利尻漁協のバフンウニは、資源状況が芳しくなく水揚げは苦戦、浜値が高騰している。シケの影響で出漁できない日も多く、25日は鴛泊地区でキロ9万円(むき身)の「過去最高値」(同漁協)を付けた。着業者は「今年は驚くような値段を付けているが漁がなさすぎる。むき身で1キロ出荷できない日もある」と話す。各漁家が水揚げ後に殻をむき、身をざるに乗せて各集荷場に出荷。6月末までの集計で、数量は昨年同期比21%減の1.8トン、金額は1%減の8444万円、キロ平均単価は25%高の4万7551円。


掲載日:2025.07.28

ひやま漁協ウニ、操業回数に浜間差


 ひやま漁協瀬棚支所のウニ漁(ノナ採り)は北、南、太櫓の3地区で操業。出漁すれば一定量は採れているものの、シケなどの影響で操業回数に浜間差が生じている。6月4日に開始。各地区の操業回数は、16日現在で瀬棚支所根付部会の南地区(43人)10回、北地区(21人)7~8回、太櫓地区(16人)20回。最も少ない北地区は「16日時点で昨年に比べ3~4回少ない」と漁協担当者。「そのため日量ノルマを一人40キロから45キロに増やした」と続ける。


掲載日:2025.07.21

積丹町、「海業」推進プロジェクト始動


 積丹町は、基幹産業・水産業をはじめ、まちの再生・活性化を目指し、漁港施設・用地の有効活用などを核とした漁村の地方創生策「海業」推進の新プロジェクト(PJT)を始動した。美国漁港で水産加工・物販、食提供・体験機能を備えた交流拠点、余別漁港でウニの中間蓄養や藻場造成支援、体験・教育機能を持つ拠点の整備を検討。それぞれ官民連携による検討協議会を立ち上げ、11日に合同の初会合を開催した。全3回開き、年度内に事業構想をまとめる。


掲載日:2025.07.21

今季初水揚げ220キロ、認知進む「北限のしらす」


 宮城県で今季のシラス漁が始まった。水揚主要地の閖上(ゆりあげ)漁港(名取市)は初日に220キロを水揚げ。本州では最北の水揚げとされ、地元では「北限のしらす」として特産化に取り組んできた。県内の食品スーパーや飲食店のほか首都圏からの需要も伸びており、認知は年々向上している。


掲載日:2025.07.21

シーフードレガシー10周年、記念式典で決意新た


 株式会社シーフードレガシーは11日、東京都内で創立10周年記念パーティーを開催した。祝福に集まった多くの水産関係者が見守る中、これまでの軌跡を振り返るとともに今後の方針も発表。同社の掲げる2030年目標「サステナブルシーフードを水産流通の主流に」を参加者らと共有し、その実現に向けてさらなる協力を求めた。





掲載日:2025.07.21

食塩不使用サバ缶-ニッスイ 2025年秋・冬新商品


 株式会社ニッスイは、2025年秋・冬の新商品49品、リニューアル品22品を9月1日(一部を除く)発売する。「お客さまに寄り添い、新しい“食”でお客さまの喜びに貢献します」をコンセプトに、「ココロを満たす(Pleasure)」「 作る楽しさ(Enjoy)」「カラダを整える(Healthy)」をテーマに商品を開発した。水産原料を活用した商品も豊富にラインアップしている。缶詰「さば水煮食塩不使用」は、かつてブームとなったサバ水煮缶詰市場は減少傾向にあるものの、食塩不使用缶詰は拡大していることに着目。食塩を使っていないため、料理素材に利用しやすく、同社でも煮物やトマト煮、カレーなどさまざまな味付けの料理への使用を推奨。調理の楽しさを感じてもらう。国産サバを使用し、EPAやDHAの豊富な含有量も訴求する。


掲載日:2025.07.21

魚食普及支援を増額-全国女性連


 全国女性連は14日、東京都で通常総会を開き、魚食普及活動支援の増額など2025年度の活動方針を決めた。任期満了に伴う役員改選では新会長に中津喜美子氏(山口県)を選任した。25年度の活動スローガンは「届けこどもに!続けみらいに!輝け浜のマーメイド」。同スローガンは24年度に全漁連と女性連が合同開催したグループリーダー研究集会とフレッシュミズプログラムで考案された。子どもたちにもっと魚を食べてもらい、魚食文化を次世代に伝えるとともに、浜の女性自身も輝いてもらいたいという願いを込めた。活動の基本方向は▽水産物の消費拡大活動▽浜の環境保全活動▽安全操業の推進▽自立した組織づくりと女性の参画の機会づくり▽全国共同活動推進への協力の5つ。特に水産物の消費拡大運動に力を入れる方針を示した。


掲載日:2025.07.21

ナマコ留萌で日量約5トン、半値以下のキロ1000円台に

ナマコの荷揚げ(7月14日、鬼鹿漁港)


 新星マリン漁協のナマコけた網漁が始まった。留萌地区は7月中旬時点で日量約5トン、鬼鹿地区は1.7トンの水揚げ。留萌は多い船で1隻400~500キロと順調に推移している。一方、浜値は両地区ともキロ千円台半ばと軟調で、昨年の半値以下に落ち込んでいる。7月1日開始の留萌は16隻で2日に初水揚げ。漁獲サイズは1尾130グラム以上、許容漁獲量(ノルマ)は1隻3トンだが全体水揚量が36トンに達した時点で終漁となる。漁期は8月15日まで。


掲載日:2025.07.21

函館市など海面養殖試験キングサーモン初水揚げ


 函館市や北大はこのほど、市が事業主体となる「函館マリカルチャープロジェクト(キングサーモン完全養殖技術研究事業)」で海面養殖試験を進めてきたキングサーモン約100尾を初水揚げした。魚体にばらつきがあったものの大きい個体で4キロを超え平均体重は2.31キロ。生残率は76.6%だった。4日に関係者を招いた試食会を開き、味わいや脂乗りなどを評価した。スルメイカなど主要魚種の低迷を受け2021年度に着手。22年度からは同プロジェクトとして実施している。


掲載日:2025.07.21

えさん漁協促成の水揚げ進む


 えさん漁協では促成マコンブの水揚げ・製品づくりが順調に進んでいる。日を重ねて実入りは徐々に向上している一方、例年に比べて珪藻の付着が目立つ浜もあり、着業者は洗浄機を使って除去している。


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