電子版 電子版サンプル

新聞記事

全件表示一覧

掲載日:2023.02.13

ヤリイカ供給過多で値崩れ-東京・豊洲市場-

値ごろ感が出てきた青森県産ヤリイカ


 東京都・豊洲市場のヤリイカ消流は2月に入って高騰していた卸値が崩れ始めた。青森県中心の集荷で形成された大相場が、他県産の入荷が増えたため供給過多に転じた。加えて年明けの飲食店需要は例年通りに引き合いが落ちている。一方、値ごろ感が出てきたことで、量販店が季節商材として販売強化に動き出している。荷受は「卸値は3キロ箱10尾がキロ1500円。1月の約2千円からここ1週間で400~500円ほど落ち込んだ」と相場変動を説明。産地が岩手県、福島県、茨城県、石川県などに広がり、入荷量が増加。また、バラサイズは800~700円で推移している。


掲載日:2023.02.13

西網走漁協の23年シジミ漁獲許容量300トンに減少


 西網走漁協の2023年シジミ漁獲許容量(ノルマ)は、前年実績比4%減の300トンに設定した。計画対比では100トンの減少。資源低迷に伴い、同漁協は「漁期や1日ノルマも見直す予定」と説明する。


掲載日:2023.02.13

いぶり中央漁協、地元料理人や道漁連の協力でサメ肉有効活用へ


 いぶり中央漁協が2017年度を皮切りに取り組む特別採捕のサメ捕獲事業で水揚げされるヨシキリザメの流通経路拡大を促す試みが動きだしている。道内で身肉を消費する慣習が乏しい現状を受け、22年11月には登別温泉のホテルでサメ料理の発表会を実施したほか、道漁連が香草焼きなどの加工品を試作。具体的な成果に直結する展開はこれからだが、付加価値向上を見据えた挑戦が注目されている。


掲載日:2023.02.13

乾燥・倉庫搬入などの工夫による作業効率化で陸回り最少限に

乾燥後のコンブを50本ひと束にして切る作業


 全道的にコンブ干しなどを手伝う陸回りの人手不足が進む中、戸井漁協東戸井地区でミツイシ養殖を営む芳賀浩平さんは乾燥や収納、倉庫への搬入など陸作業の効率化を図り人員を最少限に抑えている。


掲載日:2023.02.13

白糠タコ縄1月の増産で挽回

高値で推移しているタコの荷揚げ(2月7日、白糠漁港)


 白糠漁協のタコ縄は、12月がシケに阻まれ一度も操業できない異例の出足となったが、1月は前年を上回る水揚げを確保。山田明タコ縄部会長は「例年ピークは2~4月」と示し、今後の上積みに期待を寄せる。浜値もキロ800円台と高く推移している。


掲載日:2023.02.13

渡島噴火湾加工貝、序盤は高値基調


 渡島噴火湾6単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)の加工貝(2年貝)出荷は、2月中旬から徐々に始まり、本格化するのは3月の見通し。今季は小型傾向のため大半の着業者が成長具合を鑑みて開始している。森は2月上旬、長万部は7日から数軒が水揚げしており、森の入札では前年比3割高のキロ300円台と堅調なスタートを切った。


掲載日:2023.02.13

育もう海と森のつながり-石巻で交流会-


 宮城の豊かな自然を守り育て、次世代に継承しようと「みやぎ海と森の交流会」が7日、石巻市複合文化施設で開かれた。県内で磯焼け対策や水産資源の管理、森林再生などに携わる若手5人がパネリストとして登壇。海と森のつながりや管理の重要性について意見を交わし、持続可能で活力ある地域づくりにどう生かせるかを探った。


掲載日:2023.02.13

くじらベーコン、若年世代へのレシピ発信で販促強化へ


 鯨食文化をより多くの若者に知ってもらおうと、東北芸術工科大(山形県山形市、中山ダイスケ学長)の学生が約10カ月かけて、くじらベーコンの販促に励んだ。ゼミの一環として「クジラを広め隊」を結成し、料理系ユーチューバーにレシピ動画の制作を依頼。動画投稿サイトや交流サイト(SNS)で食べ方やおいしさを発信した。動画は期待以上の再生回数が得られ「食材としての認知度を高められた」と笑顔で成果を語る。


掲載日:2023.02.13

過去最高1兆4148億円-2022年の農林水産・食品輸出-


 農林水産省が3日に発表した2022年の農林水産物・食品の輸出実績は、14.3%増(1766億円増)の1兆4148億円となり過去最高となった。多くの国・地域で、外食向けがコロナ禍による落ち込みから回復したこと、小売店向けやEC販売など販路への販売が引き続き堅調だったことなどに加え、円安による海外市場での競争環境の改善も追い風となり、農・林・水産物ともに多くの品目で輸出額が伸び、総額も増加した。


掲載日:2023.02.06

北海道毛ガニ3年ぶり減産局面


 北海道の毛ガニは今年、3年ぶりの減産が見込まれる。許容漁獲量が釧路東部海域は昨年より増枠の一方、日高海域は減枠、3月に開幕する主産地・オホーツク海域も約15%減の方向で、千トンを下回る見通し。消流は冷凍品の消化進度が鈍く、中サイズを中心に越年在庫が残存。昨年末の値崩れと併せて、減産下も価格形成は下押し要因を抱えている。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る