「イカがいない」-。函館のスルメイカ釣漁が1日に始まったが、出足は水揚げゼロの船もあり、市場入荷がない異例の幕開けとなった。道総研函館水産試験場の漁獲調査によると日本海側の分布密度は極めて低く、今年も厳しい操業が予想される。
日本昆布協会は2日、石川県金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で通常総会を開き、輸入昆布や消流宣伝といった本年度の事業計画や収支予算などを報告した。また、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に瀬川靖副会長(瀬川食品株式会社社長)を選任した。
ホタテの新物商戦を展望する道水産物荷主協会(長谷川博之会長)主催の第31回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が5月27日、京王プラザホテル札幌で開催された。原料確保に伴い製品高となったボイルの消化、輸出主導で高騰した玉冷の冷静な価格形成や国内販路の安定維持に期待する意見が示された。当面は米国関税の行方に注目が集まる。
食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2025」(日本食品機械工業会主催)が10~13日、東京ビッグサイトで開催される。今年のテーマは「Touch FOOMATaste the Future」。次世代の食品製造の可能性に触れ、その未来を味わえる機会を提供する。
えさん漁協尻岸内地区の養殖コンブは、5月25日にミツイシの収穫が始まり浜が活気づいている。序盤はコケムシなどの付着物が少なく1、2番切り中心に品質は上々。実入りも順調に進み、着業者は「これから日増しに良くなる」と成長に期待を寄せる。
えさん漁協尻岸内地区ほっけ刺網部会が生産するブランド「海峡根ほっけ(ねぼっけ)バキバキ」は、5月前半をピークに好漁に恵まれた。1隻当たりの日量が100箱(1箱5キロ詰め)を超える日があったほか、好値も付け、「春漁では史上最高の金額」に達した船もある。
秋田県立男鹿海洋高等学校の新たな小型実習船、第6代「眞山(しんざん)丸」(19トン)が竣工した。ICT(情報通信技術)を活用したスマート漁業への学びを深めるため、各計測機器のデータを船内LANを通じタブレットなどで把握できる情報共有装置など最新装備を導入。時代の変化に対応した水産教育の推進役として期待される。
山形県遊佐町の天然岩ガキ漁が5月23日、吹浦漁港で始まった。初入札では475キロが出荷され、1キロ平均1467円。1個当たりの最高値は640円だった。ハシリとしては身入りも良く、漁業者らは「最盛期にはさらに味わいが増す」とアピール。大半が県内消費で、庄内浜の夏の味覚としてブランド認知され、前年の初入札では高値で1個950円だった。漁期は8月中旬ごろまで続く。
東京都・豊洲市場で青森産トラフグの入荷が急激に増加している。昨年4月~今年4月の年間取扱量は前年同期比1.7倍増の7434キロ。ただ、需要期外で消流が低調なため販売は苦戦し、キロ平均単価は同3%安の1226円で推移した。
道漁連(阿部国雄会長)は5月29日、札幌市の札幌パークホテルで「道ぎょれん会 お取引先懇談会」を開催した。広く親睦を図る場として、16回目の開催。冒頭のあいさつで阿部会長は「北海道の漁業生産量は108万トンと7年連続で100万トン台の実績となった。ただ、魚種間の格差は続いているほか、少子高齢化や労働力不足など漁業経営のみならず水産加工業をはじめとした業界全体にとっても生産力の安定維持が大きな課題となっている」と説明。「全国に安定して北海道水産物を届けることが大きな使命であり、引き続き安全・安心な水産物の安定供給の実現に向けて努力していく」と述べた。