函館市の一般社団法人Local Revolution(岡本啓吾代表理事)は、函館近海で水揚げが増えているマイワシを有効活用した新たな産業づくりのプロジェクト(PJT)で、「アンチョビ」に続き、昨年10月に第2弾のアンチョビソース、今年2月には第3弾のナンプラーを打ち出した。3商品でマイワシをほぼ余すところなく活用する基盤を確立。食文化の形成・浸透を目指し、販売拡大を進めていく。また、今後はより手軽に食べられる冷凍食品の開発も視野に入れている。
持続可能な海と食を目指した啓発活動を行う一般社団法人Chefs for the Blueは2日、水産資源回復に向けた提言書を小泉進次郎農林水産大臣と森健水産庁長官に手渡した。事前に行ったアンケート調査で、1301人(1267店舗)から有効回答を得て、98%が仕入れに危機感を抱いていることが判明。資源調査予算の大幅拡充を核とした要望を行った。
ユニフィラージャパン株式会社(大阪府、佐藤徹社長)は、食品加工・原材料&包装展「2025札幌パック」(アクセスサッポロ、25~27日)に初出展する。北海道内でも実績を積む水産・総菜加工用の充てん機と移送ポンプを出展する。壊れにくく、現場の女性でも簡単に分解・組み立てできるのが最大の強み。道内最大級の産業イベントである同展への初参加で、道内企業へのアプローチを加速させたい考えだ。
利尻漁協沓形地区でコンブ養殖を営む中辻漁業部(中辻清貴代表)は人材育成と併せた養殖規模拡大を視野に入れている。中辻代表の下で5年間経験を積んできた平川力樹さんを筆頭に、同漁業部で働くメンバーが着実に成長。新たに迎え入れた新規就業者にも漁業技術や思いを伝えて組織力を強化、増産につなげる考えで、乾燥施設を1棟新設する計画。既存の大型施設2棟と合わせ計3棟での生産体制を構築し「水揚げを今の倍くらいまで増やしたい」と展望を示す。
「守りぬく 光輝く 豊かな海」をメインテーマに「第1回北海道豊かな海づくり大会」が1日、小樽市で開かれた。厚岸町で2023年9月に開催された「第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会」を契機に大会の理念を全道に広く波及させ、オール北海道で取り組みを推し進めるために北海道主導で初開催。小樽水産高校の研究発表や大会宣言などの式典行事、ニシン種苗の放流行事などを通し、日本の食を支える北海道の海の幸と豊かな海を守り育て次世代に引き継いでいくことを再確認するとともに、北海道水産業界の決意を道内外に発信した。
斜里第一漁協の斜里漁業生産組合(佐藤寛之組合長)は今年の春定置から自船「みくに丸」で水揚げした漁獲物の鮮度保持で、ワイヤーを使った神経じめや胃洗浄に乗り出した。同業者の実践成果などを踏まえ、従来手掛けてきた血抜き、脳じめに新たな処理方法を付加。サクラマス、トキサケの価値向上を試行している。
「イカがいない」-。函館のスルメイカ釣漁が1日に始まったが、出足は水揚げゼロの船もあり、市場入荷がない異例の幕開けとなった。道総研函館水産試験場の漁獲調査によると日本海側の分布密度は極めて低く、今年も厳しい操業が予想される。
日本昆布協会は2日、石川県金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で通常総会を開き、輸入昆布や消流宣伝といった本年度の事業計画や収支予算などを報告した。また、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に瀬川靖副会長(瀬川食品株式会社社長)を選任した。
オホーツク海沿岸の本操業は、2日までに北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)、南部(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)の全域がそろい本格スタートを切った。北部は猿払村が日産450トン、南部は常呂、紋別が約270トンの水揚げ。各地歩留まり、組成の状況を見ながらペースアップしていく。
日高管内の春定置はトキサケ(トキシラズ)が好調に推移している。道漁連日高支店の集計(概算値)によると、2日までの累計で前年同期比8倍の63.9トンと大幅に増産。一方、本マス(サクラマス)は45.6%減の158.3トン、青マス(カラフトマス)は98%減の6.9トンにとどまっている。