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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2023.10.09

いぶり噴火湾ミズダコ回復傾向

最近は足踏みしているミズダコ(9月26日、豊浦支所)


 いぶり噴火湾漁協のタコ箱は、薄漁となった昨年の水揚量を上回り回復傾向にある。8月末で2倍強に伸長。同漁協では「例年ほどではないが戻ってきた印象」と説明する。一方、9月の水揚げは振るわず「高水温の影響なのか切れた感じ」と着業者。冬場に向け挽回を期待する。浜値はキロ千円台と堅調だ。


掲載日:2023.10.09

オホーツク秋サケが健闘


 北海道の秋サケ定置は盛漁期を迎え、海面水温が20度を超える序盤の異常高水温から20度を切って大所の斜網地区などオホーツク海主体に上向き、日曜休漁明けの2日には3千トン台を記録するなどペースが上がってきた。ただ、依然平年より高水温の環境下、10月第1週は日本海が昨年同時期ほどの勢いはなく、えりも以西は不調から脱せず、全体的には昨年割れの展開。低気圧通過後の今週の漁況が注目されている。


掲載日:2023.10.09

釧路管内成コンブ東部終漁、昨年下回る


 釧路管内5単協の成コンブ漁は、9月の採取日数が昨年同月比11日減の37日にとどまった。序盤の7月に順調な操業が続いたことで9月末までの累計では昨年同期比18日増の109日となった。釧路市東部漁協が9月末で漁を終え、ほか4漁協も終盤に入っている。


掲載日:2023.10.09

オ海前年ペース9月末29万トン強


 オホーツク海沿岸の9月末水揚量は漁場造成含め前年同期比1%増26万6745トンとなった。計画達成率は87%。南部中心に8単協が昨年の水揚げを上回っている。常呂の3万6930トンを筆頭に宗谷、猿払村、紋別の4単協が3万トン超え。歩留まりの低下と4S、5Sの小型が増えたことから、浜値はキロ200円を切り100円台後半に下方修正されている。


掲載日:2023.10.09

散布マダラ刺網スタート

初日の漁は船間差が大きかったマダラ


 散布漁協のマダラ刺網が始まった。初水揚げの4日は船間差が大きく、混獲のサバが大量に掛かった船もあった。一方、浜値は1箱4尾入れでキロ600円と上々の出足。近年は好漁に恵まれており、着業者は今後の盛漁に期待を寄せている。


掲載日:2023.10.02

内販拡大の動き活発


 新たな輸出先の開拓や内販拡大など水産流通は転換期に入った。東京電力福島第一原発のALPS処理水の海洋放出に伴う中国の日本産水産物の禁輸措置がホタテをはじめ輸出商材に大打撃を与えている。一方で国内では官民で消費を促す販促や料理メニューの開発などの動きが活発化している。消費動向は今のところ魚食の敬遠など目立った変化はみられないが、廃炉完了まで処理水放出は30年以上続く。関係者は即効力に加え、長期的視点に立った消流戦略の重要性を指摘している。


掲載日:2023.10.02

久慈産ボイルダコ、香りと価格で人気-東京都・豊洲市場-

久慈市の川崎商店が出荷した「ボイル真蛸」


 東京都の豊洲市場で岩手県久慈市産のボイルマダコが人気だ。仲卸業者は「輸入のアフリカダコより香りが高い」とし「顧客にはその香りを感じやすい食べ方を勧めている。刺身ならしょうゆよりも塩で食べるのを紹介する」と強調。一方で「近年は製造する荷主が減っている」と加工技術の継承に不安を抱く。卸値はキロ2800円で安定。「アフリカダコは値上げ傾向で、東北産は安くておいしい。黙っていても売れる。当社は鮮魚店の顧客が多いが、今回は飲食店からの注文が目立った」。一方で「売れる商材だからこそ安定供給が望まれている。煮だこの生産者はどんどん減っている」と危惧する。


掲載日:2023.10.02

気仙沼、見本市で自慢の加工品ずらり


 国内有数の港町・宮城県気仙沼市の食の魅力をアピールする第27回「三陸気仙沼の求評見本市」が9月27日、気仙沼中央公民館で開かれた。水産加工業を中心に市内20社が出展。販路拡大を図ろうと、全国から訪れたバイヤーら約400人に自慢の商品を売り込んだ。


掲載日:2023.10.02

いぶり噴火湾沖薄く陸側でヒラメ


 いぶり噴火湾漁協のカレイ刺網は、沖側のアカガレイが薄く安値傾向のため、ヒラメなどを狙い陸側中心の水揚げ。燃油代も上昇しているため遠出しない着業者が大半を占めている。


掲載日:2023.10.02

道東沖サンマ 漁場近づき上向き基調


 道東沖のサンマ漁は9月28日、主力の花咲港で504トン、全国では1055トンが水揚げされ今季初の千トン超えとなった。小型主体の組成で漁も低水準ながら、同月20日現在の全国の数量は4割増と過去最低だった昨年を上回るペース。旬別でも増加傾向にあり今後に期待がかかる。


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