宮城県の養殖ギンザケ水揚げが始まり、増加に向かう。今季の流通・価格形成環境は、サケ・マスマーケットの現状をみると例年にないほど期待できそうだ。ギンザケをはじめサケ一筋に業績を伸ばす株式会社行場商店(南三陸町)の髙橋正宜社長に聞いた。
築地市場の荷受・第一水産株式会社は、日本発である食品安全管理システムJFS―E―B規格の第1号の適合証明を取得し、さらに卸売市場の水産卸では全国初となる国際食品安全システム規格FSSC22000の認証を取得した。田口弘之社長は「食の安全安心に向けた取り組みを見える形で示すことができた。これをきっかけに、荷受として集荷力、販売力の強化につなげていきたい」と意気込みを見せている。
株式会社カネカシーフーズ(宮城県気仙沼市)は主力のめかぶが好調に推移。モズクでも今年から東北で新形態をスタートさせようと元気なところを見せている。昨年の回顧と今後の展望を昆野直社長に聞いた。
えりも町の有限会社入山佐水産(佐藤勝社長、電話01466・2・2223)は、日高のブランドサケ「銀聖」を使った「炊き込みごはんの素」を商品化した。だしと具材にふんだんに使用。洋食料理の「ピラフ風」で若年層や女性などの需要にも照準を合わせ、「銀聖」の消費の裾野拡大を目指している。
トーサムポロ沼で行う歯舞漁協のアサリ手掘り漁が終漁した。序盤は沼の結氷に操業が阻まれたものの、中盤から水揚げペースが加速、着業者全11人が漁獲ノルマを達成した。一方、浜値は徐々に下げる展開だった。
北海道水産物検査協会がまとめた平成28年度道産コンブ格付実績は、前年度比13%減の1万4559トンと過去最低の数量となった。低気圧や台風の影響で大半の主産地が前年割れとなった。
枝幸漁協のタラバガニが好漁だ。日量が多いのに加えて、シケも少なく順調に出漁。3月下旬時点で累計数量が前年同期の6倍以上を水揚げしている。浜値も小がキロ3600~3500円と大よりも500~300円ほど高値。加工筋は「毛ガニと同じく1尾単価が安く販売でき、引き合いが強い」と話す。
岩手県産ワカメのボイル塩蔵が高騰した。3月27、28日の入札で、抜1は高値1万9002円、中心値1万8000~1万5000円、元葉は1万円超え主体、中芯は4000円台と軒並み上げた。売れ行き減退の心配が生産者からも強まっている。昨季と同様の展開だが、昨季に確保不足となった買受人が多い上、葉の肉入り向上も見込まれることから、過熱が危惧される。
陸奥湾半成貝の初回入札は、平均単価173円の高値でスタートした。水揚げは昨年より少なく噴火湾業者の引き合いも強い中で、減ることが確実視されているベビー製品の生産量や価格帯に注目が集まっている。