電子版 電子版サンプル

新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2020.12.07

えさん尻岸内の一本釣りマダラ上向き日量500キロ超えも


 えさん漁協日浦・尻岸内地区のマダラ一本釣りは、11月末に水揚げが一気に上向いた。日量が500キロ超えの船もあるなど好漁で、浜は活気に包まれた。ただ浜値は弱含み。着業者は「コロナの感染拡大も相まって、かなり安い」と嘆く。


掲載日:2020.12.07

白口浜の促成種苗がホッケの食害で損傷・芽落ち


 道南白口浜で、養成綱に挟み込んだ促成の種苗が芽落ち・損傷する被害が出ている。主にホッケの食害とみられ、同様の被害を受けた一昨年より規模が大きい模様。高水温による生育不良も重なり、全滅に近い施設もあるという。種苗の差し直しや、成長後の移植で回復を目指すが「完全復旧は難しい」と厳しい見通しを示す着業者もいる。


掲載日:2020.12.07

西網走漁協のシジミ人工種苗、10月末に650万粒放流


 網走湖産ヤマトシジミの資源回復を目指し、西網走漁協のシジミ部会、青年部が中心となって行った人工種苗生産は、650万粒を確保し10月末に放流した。同漁協は「陸上養殖の課題を精査し次年度につなげたい」と継続に意欲を示している。


掲載日:2020.12.07

オ海沿岸ホタテ水揚量11月末1%増32万1745トン


 オホーツク沿岸の11月末水揚量は、北部・南部合わせ前年実績比1%増の32万1745トンとなった。計画達成率は102%。北部は同7%減14万1991トンで4単協とも終漁。宗谷、猿払村が4万トン台の水揚げ。一方、南部は同9%増17万9754トン。常呂が4万5千トンを超え、水揚げトップの勢い。雄武、湧別、常呂、佐呂間は12月中旬まで操業する。


掲載日:2020.12.07

秋サケ5年魚 前年比3割-10月末時点の水研機構解析-


 北海道の秋サケは、水産研究・教育機構が10月末時点で推定した年齢別来遊数によると、1994年以降では2016年級の4年魚が6番目に少なく、2015年級の5年魚は最少。5年魚は太平洋側(根室~えりも以西海区)、日本海側(オホーツク海区と日本海区)とも前年と94年以降の平均を大きく下回っている。


掲載日:2020.12.07

いぶり中央のスケソ、岸寄り好転期待

スケソの網外し作業(11月30日、登別漁港)


 いぶり中央漁協のスケソ刺網は不漁だった昨年を下回る低水準の漁模様で推移している。10月の薄漁が響き、11月末現在で数量が前年同期比51%減の1660トンと振るわない。ただ、群れが岸寄りに来遊している傾向が見られ、12月中の好転に期待もかかる。一方、低調な水揚げから浜値は上昇、地元の加工会社は高値仕入れを余儀なくされている。


掲載日:2020.12.07

釜石のサクラマス養殖試験、来夏8000尾出荷目指す

約1万尾の稚魚が投入された釜石湾の養殖いけす(3日)


 岩手県釜石市で産官学連携によるサクラマスの養殖実証試験が始まった。釜石湾で稚魚から出荷サイズまで育て、陸上では種苗開発に挑戦する海面・内水面一体のプロジェクト。秋サケなど主要魚種の不漁が続き、県内でギンザケやトラウトサーモンの海面養殖試験に乗り出す動きが相次ぐなか、県民になじみ深い国産種で独自性を打ち出し競争力強化につなげる。初水揚げは来年5月を予定。2023年9月まで3期にわたって試験を行い、事業化の可能性を見極める。


掲載日:2020.12.07

ホタテへの物理的衝撃で異常貝発現


 今年度の陸奥湾地区水産振興研修会(一般社団法人青森県水産振興会主催)が1日、青森市の県水産ビルで開かれた。青森産技水産総合研究所ほたて貝部の小泉慎太朗研究員は「ホタテガイの異常貝発現メカニズム」と題して講演。異常貝は外套膜(ヒモ)のけがのほかに物理的衝撃によっても現われるとの試験結果を示した上で「異常貝やへい死を減らすためには『ホタテにけがをさせない』という意識を持つことが大切」と呼び掛けた。


掲載日:2020.11.30

落部漁協「やせウニ」商品化へ


 落部漁協は今年、前浜に生息する「やせウニ」の駆除を実施、併せて身入り向上の実証試験に乗り出した。藻場への移殖放流のほか、北大大学院水産科学研究院が取り組むウニ用人工餌料の開発と連動し、かご養殖、陸上養殖の3手法を試行。新たな漁家収入の確立とコンブの食害防止を目指し、商品化の可能性、最適な養殖方法を検証する。将来的には漁業者主体の事業化を視野に入れている。


掲載日:2020.11.30

えさんホッケ、良型中心も浜値下落

良型中心のブランドホッケ「バキバキ」


 えさん漁協尻岸内地区ほっけ刺網部会が生産するブランド「海峡根ぼっけ バキバキ」の秋漁が11月上旬に開始。水揚げは良型主体だが、浜値はハシリに比べ大きく下落している。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る