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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2021.03.29

湧別漁協ニシン出足好調

200円の好値を付けたニシン(3月23日、湧別漁協市場)


 3月に開始した湧別漁協のニシン漁が好調なスタートを切った。序盤はサロマ湖の氷下待網で日量1軒5トン以上の豊漁となり、中旬以降は外海の刺網で1トン超えの船も。全体水揚量は20日時点で前年同期比6倍強と大幅に伸長した。サイズは中主体。浜値はキロ100円台前半で推移したが、23日以降は200円の高値を付けている。


掲載日:2021.03.29

枝幸漁協越冬タラバ序盤2000円台後半から上昇推移

越冬刺網で漁獲されたタラバガニ。今季は好漁に恵まれた


 枝幸漁協の越冬タラバガニ漁は、数量が昨季比3.1倍の74トンと好漁だった。加えて、堅ガニの浜値は序盤のキロ平均2800~2700円が右肩上がりで上昇、好値で推移した。


掲載日:2021.03.29

志海苔地区乾燥ワカメ色良く仕上げ

つるして天日乾燥させる養殖ワカメ。このときに芯を取り除く(3月19日)


 函館市漁協志海苔地区で乾燥ワカメの生産が進んでいる。養殖を原料に2軒が着業。色味などに留意し、天日と乾燥機を使って仕上げる。着業する飯田勇さんは「乾燥させ過ぎもよくない。その見極めが難しいポイント」と話す。


掲載日:2021.03.29

浜中町ウニ種苗センター竣工

今秋から出荷を開始するウニ種苗生産センター


 浜中町が散布漁港内に建設を進めていたウニ種苗生産センターが完成した。年間300万粒の種苗を生産し、浜中・散布両漁協に供給する。両漁協が手掛ける養殖ウニ(エゾバフン)は東京・豊洲市場などで評価を獲得しており、自前の種苗生産体制の確立で放流数を増大。資源・生産規模の拡大を図り、漁家収入の安定を目指す。


掲載日:2021.03.29

函館石崎の促成間引き終え伸び良好


 函館市漁協石崎地区の促成が順調に生育している。コンブの伸びは例年に比べ良好で、2月に続いた低気圧による大シケでも目立った被害はなかった。すでに間引きは終わり、今後施設の雑海藻駆除など手入れを進め、夏の収穫期に向け成長を促す。


掲載日:2021.03.22

オホーツク海沿岸毛ガニ漁開幕

荷揚げされた毛ガニ。今後のサイズ比率も焦点(16日、山臼漁港)


 オホーツク海沿岸の毛ガニ漁が16日の宗谷管内を皮切りに開幕した。今季は同管内の許容漁獲量が396トン増の700トンに増枠となり、供給増が見込まれる。一方、消流環境はコロナ禍の収束がまだ見えず、特に観光土産や飲食店の需要が不透明。初日は枝幸の大中がキロ6130~4589円、小が4555~3500円と昨年より安値発進。贈答用などのニーズで大中は高値圏の相場形成が続く見通しだが、昨年在庫が残った小の価格形成が焦点となる。


掲載日:2021.03.22

紋別漁協製氷冷凍工場、対EU・HACCP取得

内壁改修を施した原貝保管庫


 紋別漁協(飯田弘明組合長)の製氷冷凍工場が昨年12月17日付で農水省のEU向け輸出水産食品取扱施設(対EU・HACCP)に認定された。対象製品は冷凍ホタテ貝柱(玉冷)。国内はもちろん香港や台湾などのアジア市場に加え、数年先には年間100トンのEU輸出を目標に玉冷生産を強化。高品質の商品力を武器に、当面はオランダ中心の販路拡大を目指す。


掲載日:2021.03.22

道総研中央水試と北大理学研究院、冷凍ウニの新製法を開発


 道総研中央水産試験場と北大理学研究院は、冷凍ウニの新製法を開発した。糖と水溶性食物繊維の混合液に浸漬し液ごと凍結。試験では解凍後の身崩れや食感の低下がなく、生ウニの品質を保持。マイナス25度以下の通常の冷凍庫で製造できるのも利点。実用化に向けて製造現場で実施可能な製造工程の確立へ浸漬液の調整方法など改良を進めている。


掲載日:2021.03.22

道総研、気候変動による水温上昇でサケ稚魚放流時期早まる予測


 来遊資源の低迷が続く秋サケ。気候変動による海面水温の上昇などの影響が指摘される中、道総研は温暖化のシナリオに基づき、サケ稚魚の降海時期の沿岸水温の将来変化を予測した。併せて放流適期への影響を分析。北海道沿岸全域で適水温の開始時期、終了時期とも早まることが分かった。適水温期間は特にオホーツク、根室で短くなり、サケ稚魚の生残にマイナスの影響をもたらす可能性が示唆された。


掲載日:2021.03.22

岩手ワカメ初入札、品質上々もコロナ影響

入札前に品質をチェックする買受人


 岩手県産「三陸わかめ」の今季初入札会が16日、大船渡市の県漁連南部支所であった。塩蔵の上場は181トンで、初回としては東日本大震災以降最多。平均単価(芯抜き)は10キロ8051円と前年同期比28%安となった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費の冷え込みなどが要因とされるが、生育は順調で、品質も上々。原藻ベースで約1万5千トン(昨季実績1万3425トン)の生産を目指す。


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