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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.09.02

チリギン高値も搬入量維持か


 商社筋によると、2024年シーズンのチリギンの生産量はドレスベースで前年比2万㌧減の19万5千トンほどになる見通し。現地では減産を背景に「相場が強いのでは」との思惑を巡らせ、強気のオファーが続いている。冷凍ドレスの内販価格は続伸。7月中旬には4/6ポンド、6/9ポンドサイズとも前月より1キロ当たり130円上昇し、それぞれキロ1170円、1140円と1200円目前。「毎週20~30円上がる状態が続いている」という。


掲載日:2024.09.02

仮分散 粒数確保めど


 8月1日に開始した小樽市漁協の仮分散は後半戦に入った。採苗器の付着量は棒網1本当たり1~2万粒。通常より少ないものの計画粒数は確保できそうだ。小型主体のため作業日程がずれ込んでおり、9月前半までかかる見通し。


掲載日:2024.09.02

瀬棚スルメイカ釣、ハシリから数量増加


 ひやま漁協瀬棚支所のスルメイカ釣漁は8月28日現在で地元船4隻と瀬棚港を拠点とする外来船9隻が操業。ハシリから漁獲量が伸長し、8月は1箱30尾入れを主体に全体で日量200~700箱を水揚げ。市況は1箱6千~5千円前後を付けている。漁協担当者は「ハシリからある程度漁獲量が伸びている。いまは30尾入れ主体でお盆明けの700箱が一番多かった。外来船はハシリが2~3隻だったが、8月に入り9隻に増加した」と説明する。また、仲買人は「昨年は今年に比べて漁は少なかったが7月から25尾入れも多く型が良かった」と傾向を示す。


掲載日:2024.09.02

函館市漁協イカ釣振るわず


 函館のスルメイカ釣漁は解禁から3カ月が経過したが、船間差が大きく今季も厳しい漁模様で推移している。前浜(津軽海峡)で操業する函館市漁協所属・第五十六昭福丸の若松淳一さんは「7~8月はたまに獲る船もいたが、基本的に漁は極めて薄い」と嘆く。


掲載日:2024.09.02

前浜産の商品好評-白老町の一雪・水産-

「カムイ伝説 鮭の山漬け」


 いぶり中央漁協白老地区でスケソ刺網などに従事する木下一志さんと実姉の盛永梨絵さんが共同運営する白老町の「一雪・水産」(きみ・すいさん、電話070・4465・8298)は、「あなたの台所の専属漁師」をコンセプトに前浜で獲れる旬の鮮魚や干物などの水産加工品を販売している。今年も顧客ニーズを取り入れて「ズワイ甲羅盛り」や「サケの山漬け」をラインアップ。道内外のリピーターをつかんでいる。


掲載日:2024.09.02

共同船舶 生ニタリ上場、尾肉最高値41万円


 仙台市中央卸売市場に8月27日、ニタリクジラの生肉が今年初めて入荷した。5月に操業を始めた共同船舶株式会社(東京都中央区、所英樹社長)の新しい捕鯨母船「関鯨丸」(9299トン)が2.1トンを上場。脂の乗った希少な尾肉は1キロ当たり最高で41万円の値が付き、昨年の40万円を上回って過去最高値となった。


掲載日:2024.09.02

魚価向上、漁村に活気-シャーベット氷で鮮度保持-


 高砂熱学工業株式会社は「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(8月21~23日、東京ビッグサイト)に出展し、同社が実践している「漁村の明るい未来に向けた取り組み」について紹介した。沖縄県国頭漁協では、「鮮度のブランド化」を目指し、シャーベットアイスを活用した鮮度維持により、魚の品質向上が実現。導入前に比べて魚価が大幅に向上した。流通や販売を担う株式会社フーディソンも協業し遠方への販路拡大も実現。各地域の魅力ある水産品を全国各地に行き届かせている。


掲載日:2024.09.02

マスの新物冷凍卵、価格高騰、搬入厳しく


 国内に流通するいくらの原卵で主力となっているカラフトマスの冷凍卵は北米産、ロシア産とも新物搬入が厳しい様相を呈している。不漁でドメス向けの価格が高騰しており、商社筋は当面、ヒネ在庫で対応する構え。一方、卸業者などは商材調達の先行きに懸念も抱いている。


掲載日:2024.09.02

古武井 陸側中心に繁茂


 道南・黒口浜の天然は、えさん漁協古武井地区で陸側主体にマコンブが繁茂し、7月中心に採取を重ねた。ただその他の地区は総体的に資源量が乏しく今季の操業を見送った浜も多い。古武井地区は7月中旬に解禁。着業者は「7月は7回採れたが資源状況は昨年の方が良かった印象。昨年繁茂していた恵山との境界が薄生いで思うように水揚げを伸ばせず、そこでは2回採取しただけ。5回は別の場所で操業した。濁りで底が見えずに移動、その分だけタイムロスした日もあり漁はいまひとつ」と説明。「電気・油代など諸経費が上昇している中、少しでも多く揚げないと厳しい」と話す。品質については「実が入り、ものは良い。1等も多い。ただ、7月の時点で後採り系もいくらか交じっていた。今までないほど早い」と言う。


掲載日:2024.09.02

枝幸ナマコけた、最盛期シケで2割減


 枝幸漁協のナマコけた漁は、昨年より2割ほど少ない水揚量で8月前半に終漁した。序盤にシケが増えたため許容漁獲量(ノルマ)に届かない着業者が多かった。なまこ部会(戸田吉和部会長)は乾燥ナマコ(キンコ)に自家加工し10月後半に一括出荷。昨年に単価安となっており今年の設定も注視している。


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