電子版 電子版サンプル

新聞記事

2025年3月の記事一覧

掲載日:2025.03.24

山林火災の浜に活気-岩手産ワカメ水揚げ開始-


 大規模な山林火災に見舞われた岩手県大船渡市で、養殖ワカメの収穫が15日から本格化している。避難指示のため10日まで立ち入りが制限されていた綾里漁港でもボイル作業場が並び、漁業者らは「品質は良い」と口をそろえる。例年より10日ほど遅れて、浜は再び動き出した。


掲載日:2025.03.24

宮城ほや協議会、三國シェフに感謝状


 宮城ほや協議会(田山圭子会長)はホヤの認知度向上や消費拡大に貢献した個人・団体を表彰する制度を新たに設けた。第1回には増毛町出身のフレンチシェフ三國清三さんと、石巻市出身で宮城県を中心に活動しているシンガーソングライターの萌江さんを選定した。18日に東京都内で感謝状の贈呈式が行われ、三國さんが出席。ホヤとの出会いやその後のシェフ人生との関わりについて熱心に話した。


掲載日:2025.03.24

天候不順で消費低調-東京都豊洲市場・ニシン消流-

入荷が低調な日本海産ニシン


 東京都・豊洲市場の北海道ニシン消流は、根室や厚岸など道東からの入荷が続いて供給は維持されており、日本海不振の影響は少ない。また、旬商材の位置付けが乏しく、もともと引き合いが強くはなく、今年は天候不順で外出機会が減る要因も重なって消費マインドが低く、販売が伸び悩んでいる


掲載日:2025.03.24

「1次産品」光当て


 全国の百貨店で人気を博す「北海道物産展」の草分け・株式会社髙島屋(大阪市)。2020年に札幌市に仕入れ拠点を置き、駐在バイヤーが道内各地を回って埋もれた逸品の掘り起こしに力を入れている。近年の開催では北海道ブランドの原点「1次産品」の追求を掲げ、毎回テーマの「素材」を設定。10店舗余りの開催全店で共通展開し、相乗効果による販売拡大、道産食材の発信に臨んでいる。


掲載日:2025.03.24

札幌市場毛ガニ初入荷量、昨年並み

最高値が付いた沙留漁協出荷の毛ガニ


 「海明け」を告げるオホーツク海産の毛ガニが21日、札幌市中央卸売市場に初入荷した。入荷量は、カネシメ髙橋水産株式会社、丸水札幌中央水産株式会社の両荷受合わせて4キロ発泡で「昨年並み」の600箱。初競りで中心相場もほぼ昨年並みに付いたが、最高値は4尾サイズでキロ3万円(税抜き)と異例の「ご祝儀相場」となった。枝幸、雄武、沙留主体にサイズは5・6・7尾中心で「大きめ」と荷受担当者。卸値は1番手がキロ9千円前後、2番手が7千円前後。最高値で落札したキテネ食品館に鮮魚店を構える吉本水産株式会社の仕入れ担当者は「安定入荷に期待を込めた景気付け」と笑顔を見せた。


掲載日:2025.03.24

国産の密着真空包装機、低価格・使いやすさに優位性-TOSEI-

TOSEI新提案の密着真空包装機「SP-4434」


 「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、初出展した「スーパーマーケット・トレードショー2025」(2月12~14日、幕張メッセ)で、密着真空包装機(スキンパック)対応機を紹介し、来場者の関心を集めていた。同社による待望の国産機種で、低価格や使いやすさを追求して完成させた。食品ロス削減や売り場でのこれまでにない陳列方法など食品業界に新たな風を吹き込んでいる。


掲載日:2025.03.24

えさん漁協サクラマス釣り低調「経験ない」価格に高騰


 えさん漁協のサクラマス釣漁は、総体的に低調な水揚げで推移し、浜値が高騰している。着業者は「漁模様が悪すぎて操業していない人もいる」と話している。椴法華地区の小田潤さん(第十八宝丸)は1月から本格的に操業しているが「今年は特別悪い」と実感。「昨年は200尾釣る日もあり今時期もまだ30~40尾は揚がっていたが、今年はさお1本で最多が70~80尾。それが2月中ごろで、以降は徐々に落ちた」と説明。「餌となる小さいイワシがいない」とも話す。続けて「ここ最近は特に振るわず、さお1本で10尾ペース」と苦戦。他地区で獲れたとの情報が入り今後に望みをつなぐが、「例年4月になると定置も入り漁は下火になる」と傾向を示す。


掲載日:2025.03.17

「余市さかなラボ」プロジェクト始動

いくらワイン漬け」のロゼ


 余市郡漁協は新プロジェクト(PJT)「余市さかなラボ」を立ち上げた。前浜の海産物と地域の食文化を融合し、「今までにないもの」をコンセプトにオリジナル商品を開発。実験的なコラボレーションで新しい価値と独創的な味覚体験の創出を目指す。第1弾の商品「いくらワイン漬け」を2月上旬に発売した。


掲載日:2025.03.17

オ海 漁場造成開始


 オホーツク海沿岸の漁場造成が北部・南部とも始まった。枝幸の6日を皮切りに、沙留、紋別が10日、常呂、佐呂間が11日に開始。常呂は日産500トン弱。他漁協も15日以降順次操業する。北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷(20隻)が350トン計画で17日から。猿払村(25隻)と200トン計画の頓別(19隻)は15日の開始予定。500トン計画の枝幸(17隻)は6日から日産70トン前後の水揚げ。


掲載日:2025.03.17

大減産・価格高騰に悲鳴


 道産コンブの大減産と価格高騰により、消費地にも大きな影響が及んでいる。加工メーカーは原料を必要分手当てできず、原材料に加え物流費やエネルギー費などの上昇も相まって休売や終売、値上げを余儀なくされているほか販売にも苦慮。問屋在庫も乏しく「玉がなければ商売にならない」と頭を抱える。関係者は今夏の生産回復を切望している。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る