日高中央漁協のスルメイカ漁は昨年12月末現在で金額が前年同期の倍以上に伸長している。全国的な不漁で浜値が高騰。加工原料の木箱は10~11月に1箱2万1000円の高値を付けた。
平成26年にオープン。「大好きなお酒を店名にしました」と齊藤美子ママ=写真右。「北海道新幹線開業を機に函館駅前を盛り上げたい」と思いを語る。
レトロ感あふれる店内。シックで落ち着いた雰囲気の中、常時4、5人の女性スタッフが笑顔で迎えてくれる。美子ママは「出会いを大切にしています」。
「思い入れのある」ニッカウヰスキーが中心。飲み放題90分3000円が「新聞見た」で120分に。生ビール、ウイスキー、焼酎、ワイン、日本酒など各種用意。カウンター、ボックス計32席。午後7時~午前1時。日曜定休。函館市松風町4-17。電話0138・26・3448。
三陸ワカメは2月9日の宮城県産初入札でシーズン入りする。今季は宮城、岩手両県合わせ原藻換算3万1000トンの養殖生産が計画され、昨シーズン(2万5000トン)を600トン、24%上回る見込みだ。種苗はおおむね確保されたが、幹縄への巻き込み、挟み込みとその後の生育が例年より遅れ気味で、これからの成長に期待がかかる。
昨年末に閣議決定された平成29年度水産関係予算案は、前年度と同額の1783億9100万円。28年度補正予算561億6800万円(うちTPP対策予算350億円)を加えると、2345億5900万円で、前年度比31.5%増。担い手・地域活性化対策など「浜の活力再生」に向けた予算の拡充・強化のほか、水産物の輸出や増養殖の推進などで新規事業を盛り込んだ。
延縄や一本釣りなどに掛かり厄介者扱いされることが多いアブラツノザメ。刺網で専門に獲る漁業者もいるが、その数はごくわずかだ。こうした中、函館市の鮮魚卸・販売店、有限会社坂井商店(坂井雄二社長、電話0138・47・3009)は神経じめによって付加価値を高め需要を開拓、道内外の料理店などから高評価を受けている。
根室海峡のけた引漁が6日、新年の操業を開始した。尾岱沼漁港水揚げ分の平成29年計画量は前年実績比28%減の1万8900トン。巽沖はじめ各漁場で減産の見通し。浜値はキロ340円程度。歩留まり低下で昨年より100円ほど弱含み。
神奈川県三浦半島の食の魅力を伝える「猿島海畑活性化研究会」による猿島ワカメの新芽収穫と販売が、10日に始まった。
猿島は、同県横須賀市にある無人島。東京湾最大の自然島で、島の大半を猿島公園として、市が整備している。
米大統領選は敗北を喫したが、東京都知事、民進党代表など昨年は“女性初”が世間をにぎわせた。安倍政権の「働き方改革」でも女性の活躍推進が掲げられている。水産業界に目を転じると、男性が多い産業とみられがちだが、漁業、水産加工など各現場を女性が支えている。水産業界を盛り上げる「女性の力」にスポットを当てた。
漁業の担い手不足が全国的に深刻化する中、宮城県は6月、確保・育成を目指し「みやぎ漁師カレッジ」の開講を予定する。7カ月ほどの研修とその後の国の支援事業により、新規就業者を増やす。一方、1月29日には石巻市の事業により東京で「水産業リクルートフェア」が開催される。民間では定置漁業・大友水産㈱(東松島市)が3人を育成中で注目される。
活じめなど鮮魚の差別化出荷が全道各地に広がる中、産地や魚種などの拡大と併せて、販促物のタグやステッカーも多種多様なデザインが登場。生産者や産地仲買が買い手の目を引くように絵柄や形状など工夫を凝らしている。
例えば形状では長方形、円形、ひし型が中心だが船、地形を模した形状もある。多数のタグ付きの鮮魚が並ぶ札幌市中央卸売市場の売り場を見流しても目を引く。