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新聞記事

2015年1月の記事一覧

掲載日:2015.01.01

道産水産物コンビニ需要は?/総菜向け 加工度要求

定番化したパウチ入りの魚総菜(札幌市内)

 コンビニ利用者といえば若者、というのはいまや昔。コンビニ各社のターゲット戦略もあって高齢者の利用も増え、年齢層は幅広い。客層の変化や個食化など消費者ニーズの多様化を受け、和食総菜に力を入れるところもあり、個食パックの焼魚や煮魚もコンビニの棚を飾るようになった。道産水産物の仕向け先として、コンビニ商品での需要動向を取材した。


掲載日:2015.01.01

上磯の伝統・ホッキ突き

愛用のホコを手に持つ松谷久雄さん。

 北海道のホッキ漁はけた引による水揚げが一般的だが、上磯郡漁協上磯支所では突き採りで行う。その歴史は、地元漁業者が「明治から」と話す伝統ある漁法だ。船外機船で操業、ホコの先端に付く4本爪「ヤス」を操り、砂地に潜るホッキを一つひとつ挟み採る。突いたときの手に伝わる感触と音だけを頼りに石とホッキ、その他の貝を判別する熟練技術が必要。着業者らの間で「名人」と評判の松谷久雄さん(72)を取材した。
 松谷さんはホッキ突き歴約50年。使用するホコの長さは約4メートルと5メートルの2つ。水深に合わせて使い分ける。ヤスは鉄製で、操業中に曲がることもあるため、予備を含め3本のホコを船に積み、漁に出る。
 ホコは木製からアルミ主流に変わった。「ホコの中が空洞で、木より音が伝わりやすい」のが利点。加えて、浮力のある木製に比べ力を使わなくて済み、体力的負担が少ない。「特に沖で使うホコは長さがあるため、折れないように太くする。そうすると浮力が付く。アルミにしたことで体が楽になった」と説明する


掲載日:2015.01.01

22年級が低回帰/原因究明大きな課題に

 平成12年来の低来遊にとどまった昨年の北海道の秋サケ。主群の4年魚(平成22年級)の来遊数が平成元年以降最低で、中期の来遊数が平成6年以降最も少なくなったのが特徴。特にオホーツク・東部、根室・北部が顕著で、原因究明が課題。一方、全道的に3年魚の回帰数が前年より大幅に増え、来季に向けて明るい材料も見えている。


掲載日:2015.01.01

腰痛対策/腹筋と背筋運動で予防

 漁業者や水産加工の従事者らは、不安定な船上や同じ姿勢での作業で体への負担が大きく、腰痛に悩む人が少なくない。「日常の予防策は?」、「発症時の対処法は?」、「治療法は?」。日本整形外科学会の脊椎脊髄医、日本腰痛学会理事、獨協医科大学臨床教授などを務める医療法人社団我汝会えにわ病院の佐藤栄修副院長に聞いた。


掲載日:2015.01.01

いぶり噴火湾2年貝/(12月下期~1月上期)水揚げ2.7倍

2年貝の水揚げ作業。昨季を上回る生産量が見込まれている(豊浦漁港)

 いぶり噴火湾漁協の2年貝(加工貝)値決めが12月15日に行われ、12月下期~1月上期分はキロ260~250円で妥結した。前回と比べ15~5円安。各地区とも今季初めて下降した。
 予定数量は伊達が250トン、虻田384トン、豊浦600トン、礼文216トンの合計1450トン。前回と比べ2.7倍に増加し浜安に振れている。
 ただ、191~181円だった前年同期と比べ伊達、虻田、豊浦が69円高、礼文が64円高と約4割高の好値を維持している。


掲載日:2015.01.01

宮城県「水産の日」定着へ - 旬の魚で消費に弾み

「水産の日」を知らせ消費拡大を狙う量販店の魚売り場

 宮城県は毎月第3水曜日を「みやぎ水産の日」と制定し、11月から旬の水揚げや加工品のアピール、消費拡大に乗り出した。新聞、テレビ、フリーペーパー、県庁の食堂などで宣伝し、量販店などでのぼりを掲げお薦め食材のレシピを配布。このために製作したPRグッズの利用も呼びかけ、水産の日定着と、県民やさまざまな業界を巻き込んでの盛り上がりを仕掛けている。


掲載日:2015.01.01

日高・道東が下方修正 羅臼は一部除き若干値上げ

 道産コンブ主要銘柄の昨年の値決めは、日高や道東ナガ・アツバが消流状況の鈍さを映し下方修正。羅臼は若干の値上げか据え置きで妥結した。


掲載日:2015.01.01

液体凍結/おいしさ保存 旬と需要期つなぐ

「リキッドフレッシュ凍結」商品

 解凍後も「生」の鮮度感、風味、食感を再現できる凍結技術は、水産物の消流に新たな切り口をもたらす。近年消費が伸びている刺身、すし種の商品化などで活用が広がっているのが「液体凍結」。旬と需要期の時間差を埋め、安定供給と収益確保を目指している。産地加工のメリットも生かせる「液体凍結」にスポットを当てた。


掲載日:2015.01.01

三陸のカキ養殖/新資機材が続々登場

各種新資機材(クペール、接着剤カイデライト、オーストラリア製バスケット、フラプシー)

 三陸のカキ養殖で近年、新しい資機材の登場が相次いでいる。生食向け殻付の生産で、シングルシード(一粒種)養殖などいっそうの付加価値向上を求めて導入。まだ課題は多いが、主流のむき身出荷から殻付への流れを加速する可能性を秘める。


掲載日:2015.01.01

日本海振興、新展開/無給餌型養殖事業に着手

 生産量の減少で地域間格差が拡大している日本海側のひやま、古宇郡両漁協は、新年度から新たな養殖事業に取り組む。ひやま漁協はマボヤ、イワガキ、古宇郡漁協はホタテを中心に展開。実施に当たっては「もうかる漁業創設支援事業(沿岸漁業版)」の活用を想定しており、道は国へ人件費の支援拡充などを求めている。


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