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上磯の伝統・ホッキ突き

2015年01月01日

愛用のホコを手に持つ松谷久雄さん。

 北海道のホッキ漁はけた引による水揚げが一般的だが、上磯郡漁協上磯支所では突き採りで行う。その歴史は、地元漁業者が「明治から」と話す伝統ある漁法だ。船外機船で操業、ホコの先端に付く4本爪「ヤス」を操り、砂地に潜るホッキを一つひとつ挟み採る。突いたときの手に伝わる感触と音だけを頼りに石とホッキ、その他の貝を判別する熟練技術が必要。着業者らの間で「名人」と評判の松谷久雄さん(72)を取材した。
 松谷さんはホッキ突き歴約50年。使用するホコの長さは約4メートルと5メートルの2つ。水深に合わせて使い分ける。ヤスは鉄製で、操業中に曲がることもあるため、予備を含め3本のホコを船に積み、漁に出る。
 ホコは木製からアルミ主流に変わった。「ホコの中が空洞で、木より音が伝わりやすい」のが利点。加えて、浮力のある木製に比べ力を使わなくて済み、体力的負担が少ない。「特に沖で使うホコは長さがあるため、折れないように太くする。そうすると浮力が付く。アルミにしたことで体が楽になった」と説明する

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