噴火湾の耳づりや稚貝の大量へい死を受け、8単協で組織する噴火湾ホタテ生産振興協議会(会長・髙野勇一長万部漁協組合長)は5日、道漁連など道漁協系統4団体に対し緊急支援策を要請した。既往資金の返済期限延長や長期運転資金の支援のほか、更新予定の水温等観測施設に対する支援も求めた。
本年度に出荷する加工貝の大幅な減産見通しに加え、稚貝の成育悪化で次年度以降の生産にも影響が及ぶことを強調。漁業者の経営不安や漁種転換による漁船漁業者への影響、水産加工業や運送業など関連産業への波及も見込まれるため、早急な対応策を申し入れた。