根付資源で重要な収入源のナマコ。特に近年回遊魚の資源が低迷し、種苗生産放流への取り組みも拡大を続けている。人工種苗の放流効果、ナマコの寿命や成長など生態解明に取り組んでいる道総研函館水試は今年度、放流種苗を効率的に資源に添加するための試験研究に着手。2022年をめどに放流技術マニュアルの作成を目指す。研究事業を担当する調査研究部管理増殖グループの酒井勇一主任主査に聞いた。