宮城県産乾のりの価格が高騰している。九州・有明海産の記録的な不作が伝わる中、1月27日に開かれた直近(今季6回目)の入札会では1枚当たりの平均単価が24円50銭と、初回の約3倍となった。1月下旬の強烈な寒波に伴う強風被害もなく、品質、量ともに順調な生産状況が続く。近年は色落ちなどに苦しんでいたが、今季は高値も影響して2016年度以来となる4億枚超えの見通しが強まっている。