岩手県の秋サケ漁は今季も極めて厳しい漁模様となりそうだ。県水産技術センターが7月26日に発表した2021年度(9月~22年2月)の回帰予測値は尾数62万尾、重量1970トンで、東日本大震災前5年間の平均値の7%にとどまり、19年度以降の最低水準が継続する見通し。資源維持のための種卵確保への影響も懸念される。回帰時期は11月下旬~12月上旬が中心となる見込み。