震災後に新築された東名共同処理場で、カキの殻むき作業にいそしむ生産者ら
2011年3月11日の東日本大震災から間もなく9年。宮城県東松島市の東名漁港を拠点にカキ養殖に励む木村幸喜さん(31)は復興への支援に感謝を伝えようと、生産意欲を新たにしている。「おいしいカキを届けるのが何よりのお返しになる。全国の人に鳴瀬のカキを食べてもらいたい」。苦難の復興期を地区全体で乗り越えた今、「これからは若手が先頭に立って引っ張る番」と気を吐く。