竣工した山形県漁業試験調査船「最上丸」
山形県の漁業試験調査船「最上丸」が竣工し、10月21日、船籍港となる酒田市の酒田港で式典が開催された。先代最上丸の老朽化に伴う新船建造となり、鋼製で198トンと大型化。底引網のほかイカ釣りや延縄など多種漁業を効率的に試験操業できるよう、漁業者の調査ニーズ反映に努めたほか、海底地形探査装置や計量魚群探知機、自走式水中テレビなど最新鋭の調査、観測機器を搭載した。新たな漁場や漁業資源の開発などによる水揚げの安定、増大に期待がかかる。