出荷が少ないままの現品入札(5月31日、山田地区111号共有海域)
岩手県のウニは1日、漁期入りする漁協が増えシーズン本格化に向かった。6月前半出荷分入札では、釜石地区で10万円超え(むき身10キロ値)が出るなどかつてないほどの高値。生産者の期待は膨らむが、餌となる海藻が例年以上に減っている様子で気掛かりだ。現品入札で先行する漁協では出荷量が伸び悩み、買受人も頭を痛めている。