北海道の秋サケは昨年を若干上回る水揚げで推移している。前期の来遊実績は前年比13.7%増の1100万3352尾となり、漁期前予測比で28.4%増。道総研さけます・内水面水産試験場では年齢査定の解析途中だが、2016年級の5年魚の回帰が予測を大幅に上回ったのが要因。ただ、地域格差が大きく、えりも以西、日本海の両海区は予測を大幅に下回った。近年の来遊傾向は前期偏重で中期以降に失速。今季も同様の漁況が懸念される。