不漁が続く岩手県の秋サケ漁が今季も低迷しそうだ。県水産技術センターが7月27日に発表した2020年度(9月~21年2月)の回帰予報によると、数量195万尾、重量6158トンで東日本大震災前の平均値(06~10年度)の2割程度にとどまる見通し。地球温暖化が大きな要因とされる中、即効性のある対策は見当たらず、資源維持のための種卵確保への影響も懸念される。回帰時期は11月下旬が中心となる見込み。