計量機包装システムメーカーの北海道イシダ株式会社(札幌市、電話011・863・4111)は、ホタテ加工現場の労働力不足や物価高に伴う経費削減の悩みを解消しようと、包装・選別機製造メーカーに最新機器の開発を依頼、このほど販売を開始した。株式会社京都製作所の「半自動式ラップラウンドカートナー」、株式会社安西製作所の「乾燥ホタテ等級選別機」が高い注目を集めている。
株式会社北辰水産のグループ会社・株式会社北海道北辰は5月21日、札幌市手稲区のディスカウントストア「TRIAL smart新発寒店」内に鮮魚店「ポラリス」をオープンした=写真。従来鮮魚専門店「魚の北辰」を大丸札幌店、丸井今井札幌本店、丸井今井函館店の百貨店で展開してきて、総合スーパーへの出店は道内初となる。TRIAL smart新発寒店直営の鮮魚売場にテナントとして参入。店名は北辰=北極星に由来。水産エンターテインメントカンパニーとして「魚をもっと楽しく、美味しく」をテーマに、鮮魚のプロフェッショナルである北辰水産ならではの目利きを生かし、おいしさにこだわった商品を提供する。
利尻漁協のウニは、近年資源が減少傾向にあるバフンの漁が低迷し浜値は高騰。7月3日には鬼脇地区で「過去最高値」(同漁協)となる9万1190円(むき身)まで上昇した。採捕はムラサキ(ノナ)主体で6月末現在の水揚げは昨年同期を大きく上回っている。
利尻漁協の天然コンブ漁は23日、仙法志・沓形両地区を皮切りに操業が始まった。今年は島全般的に繁茂状況が悪く、生産量は同漁協全体で昨年実績(183トン)を大きく下回る見込み。同日出漁した仙法志地区の佐々木隆敏さんは「これだけないのは記憶にない」と厳しい表情を見せる。
陸上養殖プラントのジャパンマリンポニックス株式会社(岡山県玉野市、内尾義信社長、電話0863・33・0120)が、廃校のプールを夏季限定で使うヒレナマズの低コスト養殖を始めた。新見市で6月に約1万尾を池入れし、半年で育てて秋に全量出荷する。小規模投資で管理も容易な事業として、漁業者や自治体に参画を呼び掛けている。
岩手県山田町の三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)は21日、山田湾で手がける養殖トラウト「岩手三陸やまだオランダ島サーモン」の今季出荷を終了した。今年から導入した自家中間育成の種苗も順調に成育し、計画数(160トン)をほぼ達成する総量155トン。キロ平均単価は920円で、前年より19円高、金額を1億4200万円とした。今季で事業化3年目、同漁協は「ブランドに対する認知が定着してきた」と手応えを示す。県内の海面養殖では一番早い4月13日に水揚げを開始。冬場の予想外の低水温で餌の摂食が鈍り初日は小ぶりな魚体が多かったが、出荷開始後は心配された水温の急激な上昇もなく順調に成育。水温は昨年より2、3度低く推移し、水揚げ期間を短縮することなくほぼ予定通りに出荷した。
食品宅配サービスを手掛けるオイシックス株式会社は23日、石川県穴水町が開発した新メニュー「あなみず餃子」の販売を始めた。イカを原料とした魚醤「いしる」を使用して既存品と差別化された餃子は、新たなご当地グルメとして注目されそうだ。看板商品を掲げて同町を知ってもらう機会とし、継続的な観光誘客や現地体験にもつなげていく。
札幌市中心部に構える「うに専門店 まるかわ」(電話011・600・6674)は、根室市の加工卸・株式会社マルカワ川村水産(川村勇社長)から直送のウニを看板にした海鮮居酒屋。記念日など「年1回の行事」だけではなく、「月1回の自分へのご褒美」など日常の延長線上でウニを楽しんでもらう場所が店づくりのコンセプト。新しい味わいの創作料理も取りそろえ、手に届くぜいたくを提供している。中央区南3条西4丁目8の1の浅野ビル3階に6月にオープン。カウンター6席、旅館のようにくつろげる座敷席32席で大人数の宴会などに利用できる大広間=写真=と接待や会食などにも最適な個室を備えている。
余市の浜で今、新たな活力が芽吹いている。前浜の魅力を伝える直売所を開設した漁業者の妻と、女性競り人として一歩を踏み出した漁協職員。立場は異なっても地域の水産業を盛り上げたいという同じ思いを抱き、未来を切り開こうとする進取果敢な姿に注目が集まっている。
留萌管内で稚貝の仮分散が始まった。付着は各地良好で必要量を十分確保できる見通し。開始時期が早い漁協は小型のため1分の目合いで採取。今年も高水温が心配され昨年同様に中断する可能性もあることから速やかに開始している。