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新聞記事

特集一覧

掲載日:2023.04.24

味評価、白ミル代替需要でチシマガイに注目-東京・豊洲市場-

価格と味の良さで顧客を増やしている白老産のチシマガイ(4月14日、豊洲市場)


 北海道産チシマガイが一部の仲卸から注目されている。定番商品のナミガイ(市場名白ミル貝)の入荷が減る時期に、見た目や味が似ていることから飲食店向けに販売。4月に販売を始めた仲卸業者は「白ミル貝よりも安いが食感や味は良い。初めて買った顧客から再注文されている」と商材としての価値を評価する。


掲載日:2023.04.24

厚岸ツブかご序盤シケで苦慮


 厚岸漁協のツブかご漁は、シケ頻発の海況で出漁回数が伸び悩む。つぶかご漁業班の重島保之班長は「今年はシケが発生すると3~4日続く」と話す。序盤は低水準の水揚げで推移しているが「5月以降の増産に期待したい」と望みを託す。


掲載日:2023.04.24

紋別毛ガニ前年比3割増好ペース

小がキロ4千円台と好値を付ける毛ガニの荷揚げ(4月19日、紋別港)


 紋別漁協の毛ガニ漁は従前の水揚げに及ばないものの、昨年を3割ほど上回るペースで推移している。19日時点の漁獲量は9トン。神敏雄船団長は「大中と小で半々。場所によって大中が8割近い日もある」と説明。資源状況について「戻りつつある感じ」と話し「今季は若を漁獲しないため、来季に期待したい」と見据える。


掲載日:2023.04.17

道産タコ、価格空前


 北海道産タコは昨年来、空前の高値に付いている。2年連続の2万トン割れとなり、供給量が低水準。加えてアフリカダコの搬入が不安定で加工原料の代替需要も影響し、煮だこ製品が品薄状態。今年も水揚げが低調な出足で生産面では好値継続の様相だが、消流面では価格先行に限界感も存在。今後の漁況や消費動向次第の先行き不透明感も漂っている。


掲載日:2023.04.17

アフリカ産タコ小型高値に買い慎重


 アフリカ産マダコは、昨年12月に大幅な減枠下でスタートしたモロッコの冬漁が、つぼ漁は漁獲枠を満たして増枠するなど順調に推移した一方、トロール漁やモーリタニアが伸び悩んでいる。組成も大型中心で日本向けの小型が少なく、搬入量も多くは見込めない様相。引き続き売り場の縮小が懸念されている。22年のアフリカからの輸入量は1万9687トンと不漁が影響した前年(21年)に比べて約3割増。搬入量は増えたものの、小型に対しても需要が増すなど欧州勢の買い付けは旺盛で、22年の平均単価はキロ1400円台で前年に比べ高値となった。産地価格は高値で推移したまま、今冬漁を迎えた。


掲載日:2023.04.17

根室4単協今年はトラウト挑戦


 根室市内4漁協と根室市で組織する根室市ベニザケ養殖協議会(会長・大坂鉄夫根室漁協組合長)は、トラウトサーモン(ニジマス)の養殖試験を手掛ける。協議会立ち上げから2023年で5年目を迎え、これまで養殖試験に取り組んだベニザケ以外の魚種も成育できるか検証する。


掲載日:2023.04.17

オランダ島サーモン順調

山田魚市場に今季初めて水揚げされたトラウト


 サケ・マス類の海面養殖が拡大している岩手県で10日、山田町の三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)がトップを切って山田湾で育成したトラウトサーモン(ニジマス)約4トンを初水揚げした。来季からの事業化を見据えた試験2年目。成育は順調で、型も良く最高でキロ1350円の値が付いた。ブランド名が「岩手・三陸・やまだ オランダ島サーモン」に決定。自動給餌などの省力化や効率的な養殖方法の確立を図り、7月中旬までに80トンの出荷を目指す。


掲載日:2023.04.17

三陸イサダ浜値下落し打ち切り


 岩手、宮城両県のイサダ(ツノナシオキアミ)漁は浜値下落のため4月末までの漁期を前倒しして終了した。序盤にキロ80円を超えていた浜値は一時30円台まで落ち、漁業者側が「今季の需要を満たした」と判断した。親潮の流れに恵まれ水揚量は前季比11%増の計約1万2千トンと伸びたが、金額は14%減の計6億6千万円余りに終わった。


掲載日:2023.04.17

「たこうどん」の人気弾みに

たこうどん


 道内外の卸売市場に噴火湾産の鮮魚・活魚卸を手掛ける鹿部町の海鮮商店(木元貴光代表、電話01372・7・3254)は、ツブやホッケなど前浜産の付加価値加工品の開発・販売にも取り組んでいる。特にミズダコの頭をうどんのように切った「たこうどん」が2年前の商品化以来、ネーミングのインパクトも受けてSNSやメディアに取り上げられるなど看板商品に成長。鹿部産の発信に一役買っている。


掲載日:2023.04.17

キンメダイTAC議論


 千葉県沿岸小型漁船漁協は3月3日、新勝浦市漁協浜行川支所で水産政策審議会資源管理分科会のメンバーでもある株式会社シーフードレガシーとキンメダイのTAC制度(漁獲可能量)の理解を深める勉強会を行った。来年度から始まる同魚種のTACが全国レベルの実施ではなく、1都3県(東京、千葉、神奈川、静岡)に絞られていることの不公平さや、スルメイカなどの過去の失敗から想定される不安要素などを議論した。


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