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新聞記事

ホタテ一覧

掲載日:2016.09.19

渡島噴火湾 近く本分散開始

シケで大幅に遅れた長万部漁協の仮分散(5日、静狩漁港)

 8月に連発した台風の影響で、かごの脱落や稚貝の流出、変形が懸念される中、渡島噴火湾の各単協は、近く稚貝の本分散に入る。長万部では作業がずれ込み依然、仮分散を継続中。今後もシケが増える時期だけに漁業者の危機感は強まっている。


掲載日:2016.09.12

4連続台風、漁業に大打撃

根尾、けた、耳づりが絡まった八雲町漁協の施設。ショベルカーで出荷前の3年貝をそぎ落としている(7日、八雲港)

 8月16日から31日にかけて上陸・接近が相次いだ4つの台風は、本道水産業に大きな被害をもたらした。大シケで養殖ホタテは脱落・流出し施設も損壊。高波でコンブ干場の砂利が流出したほか、河川から次々と流木が流れ定置漁場に漂着した。5日現在で7、11、9号による水産被害は176件1億5400万円。10号では634件に上る。道漁協系統5団体などは6日付けで「北海道水産被害合同対策会議」を設置。復旧に向けた支援対策を道などに要請した。


掲載日:2016.09.12

後潟漁協 潜水で天然貝採取

5年貝サイズまで成長している天然貝の計量作業

 後潟漁協は今年、潜水による天然貝の水揚げを始めた。採取するダイバーは1日最大5人。8月1カ月間で終漁し水揚量は18トン。来年から本格操業に入る。


掲載日:2016.09.05

陸奥湾ホタテ新貝/順調に終盤へ好成長で出荷ずれ込む

新貝の出荷作業。好成長で水揚げがずれ込んだ(8月22日、稲生漁港)

 青森県陸奥湾で7月に始まった新貝の出荷が終盤に入った。昨季同様にへい死が少なく好成長。現時点の水揚げは大半が平内町漁協で、9月前半までに終漁する予定だ。
 耳づりの新貝出荷は7月に始まり、例年8月中旬ごろに終えるが、ともに好成長だった半成貝の出荷がずれ込んだことも影響し9月まで続いている。出荷量は1軒当たり日産1トン程度だが、ことしは北海道の減産で引き合いが強く無制限となり、多い漁業者は4、5トンを出荷している。


掲載日:2016.09.05

大量へい死の噴火湾8単協/台風10号被害と合わせ国に支援要請

 噴火湾全域で発生している耳づり貝の大量へい死を受け、噴火湾8単協は近く、国に対し支援要請を行う。また8月末の台風10号で養殖施設が被災しており、復旧に向けた支援要請も合わせて行う考えだ。ことしは稚貝の成育が悪く、耳づりした本数は昨年より少ない中、原因不明のへい死が湾全域で大量に発生。来季の出荷量は、半減したことしの5万トンから、さらに半減する可能性も否定できない深刻な状況に陥っている。このため、へい死の原因解明に向けた調査や漁業者の運転資金などに対する融資を道、道漁連とともに要請することを決めている。


掲載日:2016.08.29

噴火湾養殖 来季、さらに減産か

渡島側で例年より多くへい死が見られた耳づり用の貝(6月下旬)

 噴火湾のホタテ養殖が深刻な状況に陥っている。今春に耳づりした貝のへい死が湾全域で多発しているため。半減したことしに続き、来季出荷量も大きく落ち込む可能性が高まってきた。


掲載日:2016.08.22

オ海北部 進ちょく率5割以上

ホタテの水揚げ作業(17日、枝幸港

 オホーツク海沿岸のけた引は後半戦に入った。南部同様に厳しい操業を強いられる北部では、4単協とも進ちょく率5割以上を達成。上昇ピークを迎えている歩留まりは12~15%台の範囲に落ち着いている。


掲載日:2016.08.01

噴火湾、稚貝十分に確保 自賄い可能漁家も

棒網の稚貝採り作業。付着数量、サイズとも問題なく順調だ

 噴火湾の稚貝採取は順調に進み、大半の漁家が終盤戦に入った。全湾で必要数量を十分に確保。渡島側では例年より多く採取した地区もあり、地場産だけで賄う漁家も増えたようだ。


掲載日:2016.07.25

湧別漁協 玉冷委託先にオートシェラー

昨年、山口海商に導入したオートシェラー

 湧別漁協はこのほど、玉冷製造委託先の株式会社小谷商店に株式会社ニッコー(釧路市)製自動ホタテむき機「オートシェラー」を導入した。昨年の有限会社マルヤマ山口海商に続いて2台目。今回は手作業のホタテ投入も機械化。投入部分を経済産業省の「中小企業経営支援等対策事業」に補助申請している。


掲載日:2016.07.25

宮城のホタテ 盛漁期も異例の高値

へい死による減産を背景に高値が続く宮城県のホタテ(19日、女川町)

 宮城県のホタテは盛漁期も高値が続く異例の展開となっている。7月は420円で、下旬は日産40トンペース。生玉、活貝加工とも採算は厳しく、買受人から400円以下を求める声が強まっているが、生産者側はへい死増加による減産見込みを背景に高値に固執。買受人によっては、高値でも扱いを増やしたい、県外搬出を止めたいという思惑もあるようだ。


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