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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2015.12.07

新巻き商戦 小箱は需給均衡

 大詰めを迎えた新巻き商戦は、水揚げが10万トン台半ばと昨年並みの不振となり、生鮮や冷凍ドレス向け主体の処理から生産量が引き続き低水準。卸相場はほぼ昨年並みで、小箱(10キロ)は需給均衡の様相。一方、大箱(19.5キロ)は特に単価高となる4、5尾のマーケットが縮小しており、年内に順調に消化できるかが焦点だ。


掲載日:2015.11.30

加工販売、消費者つかむ /漁業経営の成長源に

いくらの箱詰め作業

 漁業者の手掛ける加工品が、手作り製法や素材本来の風味などで、本物・安全・安心志向の消費者をつかんでいる。漁業の傍らで生産量は限られるが、ニーズを意識し、漁獲物の付加価値を高めるその意欲と工夫は、特産品の創出など漁村地域の活力再生にもつながる。前浜産のPR・普及と併せて加工販売に成長源を見いだす漁業者に着目した。


掲載日:2015.11.30

5年魚前年比4割減、来遊量全体を下押し

 2年連続で4千万尾割れの低来遊がほぼ確定した北海道の秋サケ。水産総合研究センター北海道区水産研究所が推定した年齢組成では、今季4年魚の2011年級(平成23年級)は1992年級以降の平均的水準の一方、5年魚の2010年級(22年級)は最低水準。5年魚は太平洋、日本海の両地域とも6年以降の平均値を大幅に下回り、昨季に続き来遊量全体を下押ししている。


掲載日:2015.11.30

岩手伸びず不漁か/秋サケ

日増しに不漁の様相を強める岩手の秋サケ(24日、宮古市場)

 岩手県の秋サケ漁は、回帰ピークと期待された11月下旬も大きな伸びはなく、不漁の様相を強めている。海面漁獲は12月から後期群で終盤入りし、後期で挽回しても、中期までの前年同期比約4割減を取り戻すのは難しい。


掲載日:2015.11.23

渡島噴火湾 追い込み

追い込みに入った荷揚げ(17日、八雲漁港)

 北海道の秋サケは11月も伸びはなく昨年並みのペースで推移。今季実績は10万トン台が確定的だが、10万6000トンの昨年実績を超えるのか、後期群が厚い胆振、噴火湾、道南の上積みが焦点になる。


掲載日:2015.11.16

秋サケ生鮮商戦総括 コープさっぽろバイヤーに聞く 

売り上げのプラスアルファに貢献した「羅皇」の商材(札幌市内ルーシー店)

 2年連続で10万トン台にとどまる見通しとなった北海道の秋サケ。いくらの在庫薄と10月の台風・低気圧被害による失速で、生すじこ相場は昨年に比べ終始高値形成。親製品も全般的にはオスの浜値が昨年並みに堅調だった。生活協同組合コープさっぽろでは商品づくりなどで生秋サケが健闘した一方、生すじこは品質重視で金額は善戦したものの、数量は前年に届かなかった。生鮮本部水産部の須藤俊彦バイヤーに商戦動向を聞いた。


掲載日:2015.11.16

岩手秋サケ 伸び弱く下旬が焦点

盛漁期目前も伸びが弱い秋サケ(10日、宮古漁港)

 岩手県の秋サケは水温が下がっても水揚げの伸びが弱いままだ。回帰の中心と予測される11月下旬を目前に、関係者は好転の手応えをつかめないでいる。宮古、山田方面では「遅れている」との願いが強まる一方、懸念も出てきた。9日に修正気配をみせた浜値は高値水準に戻った。


掲載日:2015.11.16

宗谷漁協・石井漁業部 秋サケ中心に自社加工

 宗谷漁協で定置網漁を営むマルトウ石井漁業部(石井啓太代表)は、秋サケを中心に自社工場で加工し、量販店や小売店に卸販売している。また、マフグやカスベなどの混獲魚も商品化。ネット販売も手掛け、未・低利用資源の付加価値対策として販売している。


掲載日:2015.11.09

漁獲不振脱せず 自然災害が追い打ち

 えりも以東海域は今季も平成22年来の不振が続いた。台風・低気圧による網被害も受け、昨年まで回復基調だった西部の十勝管内が3単協とも前年割れ。釧路管内も白糠、釧路市の2漁協を除き前年を下回り、5年連続の低水準となった。


掲載日:2015.11.09

宮城北部が不漁 稚魚放流数が反映か

南三陸町市場の秋サケ現場入札(3日)

 宮城県北部の秋サケが不漁だ。南三陸町市場の水揚げは10月末まで、刺網が前年同期の半分、定置は7割弱。刺網業者は「サケがいない」と口をそろえ、これから盛漁期を迎える定置業者は手応えをつかみかねている。買受人は集荷に頭を痛め、思うように在庫できない。大震災後の稚魚放流が要因との見方がある。


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