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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2015.11.30

サンマ 公海、中旬以降に急減

 サンマ漁は11月中旬以降、主漁場の公海の水揚げが急減。シケも薄漁に拍車をかけている。漁業情報サービスセンターがまとめた全国7月~11月25日現在の数量(速報値)は前年同期比47%減の11万トンと、依然前年の半減ペース。過去最低だった平成11年(13万4944トン)に届かない可能性も。このうち、道東4港の数量は同39%減の6・2万トン。


掲載日:2015.11.30

岩手県・広田湾のカキ、天然採苗で好付着

試験採苗器に付着した種苗(○印)

 岩手県広田湾で種ガキを安定的に生産できる可能性が出てきた。県水産技術センターの試験で8月、潮間帯の天然母貝が由来とみられる浮遊幼生を狙い、5日間でホタテ原盤1枚当たり平均50個弱の付着に成功した。成長抑制の経過も良好だ。
 同センター増養殖部は、付着結果について「想定の範囲。安定生産できるか、再現性を確認したい」(武蔵達也部長)と期待を高めている。成長抑制中の種ガキで来春から挟み込み試験も考えていきたいといい、県内で天然採苗から水揚げまでの養殖も注目される。


掲載日:2015.11.30

5年魚前年比4割減、来遊量全体を下押し

 2年連続で4千万尾割れの低来遊がほぼ確定した北海道の秋サケ。水産総合研究センター北海道区水産研究所が推定した年齢組成では、今季4年魚の2011年級(平成23年級)は1992年級以降の平均的水準の一方、5年魚の2010年級(22年級)は最低水準。5年魚は太平洋、日本海の両地域とも6年以降の平均値を大幅に下回り、昨季に続き来遊量全体を下押ししている。


掲載日:2015.11.30

気仙沼の畠和水産新工場完成

 畠和水産㈱(電話0226・23・0055)は、明治32年創業という老舗。畠山和貴社長で4代目となる。冷凍マグロを中心とした商品の加工・販売のほかに、営業倉庫業、鮮魚仲買業、問屋業などを営んでいる。
 鮮度のいい各種のマグロを厳選して仕入れ、タタキ、切り落とし、ブロック、ロイン、柵など販売先の希望に合わせたスタイルで、各地の市場や外食産業に納品している。マグロタタキは長年培った独自の製法により味にこだわった主力商品だ。
 震災では、本社ビルと加工場2カ所、冷蔵庫1カ所、直売所1カ所の全てが被災した。しかしその7月には弘前に加工場を借り、事業を再開。時間がたてばたつほど販路を失い、再開が難しくなると考え、できるだけ早く、従来のマグロタタキや切り落としなどを製造。翌年、冷凍加工場=写真=を再建し、気仙沼に戻ってきた。


掲載日:2015.11.30

岩手伸びず不漁か/秋サケ

日増しに不漁の様相を強める岩手の秋サケ(24日、宮古市場)

 岩手県の秋サケ漁は、回帰ピークと期待された11月下旬も大きな伸びはなく、不漁の様相を強めている。海面漁獲は12月から後期群で終盤入りし、後期で挽回しても、中期までの前年同期比約4割減を取り戻すのは難しい。


掲載日:2015.11.23

宮城・戸倉のカキ 養殖エコラベル取得へ

ASC認証の漁場審査

 宮城県志津川湾の戸倉海域のカキ養殖場が来年1月にも、日本で初めて養殖のエコラベル「ASC認証」を取得する見通しだ。環境に大きな負荷をかけず、地域社会に配慮した養殖場を認証する国際的な制度で、県漁協志津川支所が世界自然保護基金(WWF)の推薦を受け、持続可能な生産と評価向上を目指し申請した。


掲載日:2015.11.23

宮城のホタテ 道産半成貝、入荷遅れ

 宮城県のホタテ養殖で、北海道産半成貝の入荷が遅れ気味だ。生産量の多い留萌管内で10月にシケが続き作業が遅れたためだが、県北部などでは搬入活発化が19日前後となって例年より20日近く遅れ、年内の注文量入荷に懸念が深まっている。大震災後に地種からのシフトで半成貝への依存度が上がっており、「死活問題」との深刻な受け止めもある。


掲載日:2015.11.16

あかふさ食品サケのほぐし身 何度も手が出る素材の味

あかふさ食品の主力商品。パッケージ・ネーミングは、日本大学芸術学部の生徒たちがデザインしてくれ、この秋から切り替えている

 株式会社あかふさ食品(電話0226・23・6868)は、三陸産のサケのほぐし身を主力商品としている。鮭フレークの「the鮭」は、化学調味料無添加で、みりんと魚醤、塩のみの味付け。「ゴロほぐし塩鮭」は、調味液に一晩漬け込んで焼き、その名の通りゴロっと大きくほぐしてある。「もはやおかず」と称するほど食べ応えがある。


掲載日:2015.11.16

岩手秋サケ 伸び弱く下旬が焦点

盛漁期目前も伸びが弱い秋サケ(10日、宮古漁港)

 岩手県の秋サケは水温が下がっても水揚げの伸びが弱いままだ。回帰の中心と予測される11月下旬を目前に、関係者は好転の手応えをつかめないでいる。宮古、山田方面では「遅れている」との願いが強まる一方、懸念も出てきた。9日に修正気配をみせた浜値は高値水準に戻った。


掲載日:2015.11.16

宮城県漁協唐桑支所 防災対応無線を開局

唐桑支所2階の放送局

 宮城県漁協唐桑支所(畠山政則運営委員長)は2日、防災対応唐桑地域コミュニティー無線を開局した。大震災のときに有線放送が電源喪失で機能停止に陥った反省から、自家発電とバッテリー、専用受信機で緊急時の対応を図った。地域コミュニティーのための独自番組の製作にも力を入れ、好評だ。


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