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新聞記事

飲食店向け一覧

掲載日:2020.04.20

釧路水試マイワシ高鮮度保持に向けた技術開発

新規導入したシルクアイスシステム「海氷」


 道総研釧路水試は今年度から棒受網漁やたも採り漁で漁獲されるマイワシの消流拡大に向け、漁獲から消費地までの高鮮度保持技術の開発に取り組む。鮮度保持のアイテムの一つにシャーベット氷の活用も検証。釧路市の水産加工機械メーカー・(株)ニッコーが開発した循環式シルクアイスシステム「海氷」を新規導入し、研究体制を整えた。


掲載日:2020.04.13

美千丸漁業の刻み昆布、生産伸びる

袋詰め製品の「ソーメン昆布」


 道南の各浜では、毎年春に促成の若葉を利用して早煮昆布などを生産している。えさん漁協所属「(株)美千丸漁業」(尻岸内地区、木津谷正揮代表)は、ボイル後に細切りに裁断、板状に乾燥させた刻み昆布をつくる。洗浄などで使う活水器や異物混入を防ぐ金属探知機を備えるほか、板状に成形する専用枠をステンレス製に切り替えるなど「食の安全安心」を意識、衛生面に配慮した製品作りを徹底する。1シーズンの製造枚数は近年15~16万枚と当初に比べて大幅に伸長。主力に据えるイカ釣りが資源低迷で苦戦を強いられる中、漁業経営の「もう一つの柱に」と力を注ぐ。


掲載日:2020.04.13

花見かき、今年も大粒

海の恵みを凝縮した花見かき。ぷりっとしたクリーミーな味が好評という


 岩手県の宮古湾特産「花見かき」の水揚げが始まった。食べ応えと濃厚なうま味が特長の大粒殻付きカキで、殻が器になるよう見た目にもこだわった春限定の味覚。昨年10月の台風19号の影響が懸念されたが、今年も品質は上々。例年並みの9千個の出荷を目指す。


掲載日:2020.04.13

農林水産関係の新型コロナ対策補正予算5448億円


 政府は7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う令和2年度の補正予算案を閣議決定した。農林水産関係の総額は5448億円。農林水産物の販売促進・飲食業の需要喚起や、農林漁業者・食品関連事業者の事業継続、輸出維持を柱とする。


掲載日:2020.04.06

歯舞「金たこ」進化

今夏3季目を迎えるブランド「金たこ」。水槽で活力・鮮度保持も徹底している


 歯舞漁協の歯舞たこかご部会(木村金造部会長)は、厳しい選別基準や品質管理で付加価値を高めた活ダコ(マ、ミズ)を「金たこ」のブランド名で展開する。10キロ以上20キロ以下のサイズに厳選。餌吐きを徹底し、活魚水槽で鮮度保持するなど品質の高さが評価され、1月に出荷を終えた2年目は鮮ダコに比べ250~200円高の浜値で推移。今夏始まる3年目に向けて水槽を2基増設、取扱数量の増産を目指す。


掲載日:2020.04.06

宗谷漁協毛ガニ水揚げ順調

毛ガニの荷揚げ作業(3月27日、宗谷港)


 宗谷漁協の毛ガニかご漁は許容漁獲量の大幅減枠で乗組員の雇用確保などのため、操業ペースを調整しながらも順調に水揚げ。10日前後にも終漁する見通し。浜値もキロ5千円超の高値圏で推移している。


掲載日:2020.04.06

新型コロナ禍で輸入魚にも影響及ぶ


 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で、輸入魚にも影響が出始めている。特に北米や欧州では深刻な状況が続いており、今のところ終息の見込みが立たず、通常の運用に戻るのに年内中は厳しい見方が強くなっている。国内の業界関係者の中には、輸入依存度の高い品目は短期的には「国産魚回帰」「地産地消」となるとの見通しも現れている。


掲載日:2020.03.30

陸前高田の佐々木さん親子 雪解け牡蠣出荷開始

桜色の発泡スチロールに箱詰めされた「雪解け牡蠣」


 春限定の生食用殻付きカキ「雪解け牡蠣(がき)」の出荷が、岩手県陸前高田市米崎町で始まった。春の陽光と雪解け水が海に注ぐ3月から5月初旬に最も身入りが良くなるという広田湾米崎産のカキ。今季は約8万個の出荷を目指す。


掲載日:2020.03.23

オホーツク毛ガニ混迷の滑り出し

開幕した毛ガニの荷揚作業(18日、枝幸港)


 オホーツク海沿岸の毛ガニ漁は16日、宗谷管内を皮切りに水揚げが始まった。昨年産がほぼ消化、許容漁獲量の半減などで高値継続が見込まれる供給状況の一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で特に観光土産・飲食店需要が停滞。混迷の商戦環境下、基準値となる枝幸で大中がキロ6千円台、小が5千円台の発進。操業隻数がそろわず、水揚量が限定的ながら続騰の様相を呈し滑り出した。


掲載日:2020.03.23

ワカメの年間購入数量9年連続1キロ割れ


 総務省が発表した2019年の家計調査によると、全国1世帯(2人以上)当たりのワカメの年間購入数量は861グラムで9年連続の1キロ割れとなる一方、平均100グラム価格は184円で過去最高を更新。東日本大震災以降、生産が戻らない三陸産の品薄感を背景に、原料価格高騰の影響をうかがわせる結果となった。
 前年に比べ購入数量は4グラムダウン、平均価格は1円アップ。購入金額は3円上がり1583円だった。


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