株式会社マツモト(松本紳吾社長)はこのほど、函館工場内入口ホールを改装し直売店「函館の昆布処 こぶ政」を開設した。10月15、16両日は「函館昆布まつり」と銘打ちオープンセールを開催。加工品中心に安く販売したほか試食も提供。とろろ(ピロー包装)やおしゃぶりのつかみ取りも用意、大いににぎわった。
宮城県女川町のワイケイ水産㈱(木村喜昭社長・電話0225・53・4101)は、主にサンマとサケ、イカの鮮魚・加工品の卸・販売をしている。加工で一番力を入れているのはサンマのすり身。「味付秋刀魚すりみ」=写真=として、200㌘の冷凍パックで自社インターネットや近辺の物産店で販売。業務用にも作り、飲食店でもすり身汁などに使われる。
チリの水産会社・ベンチスケロス社とオーシャン貿易株式会社(京都市)は、チリ産アトランティックサーモンの新ブランドを完成させた。量販店や飲食店などを通じ、年内にも日本国内の食シーンに登場する見込み。
浜中町のウニ加工・小川水産株式会社(小川雅弘社長、電話0153・62・3193)は12日付で、釧路工場で製造する生ウニの折り詰め、塩水パックを対象に、「北海道HACCP自主衛生管理認証制度」の認証を取得した。製造工程の処理水や塩水などに窒素水、羅臼の海洋深層水を使用し、品質管理と併せて取り組んできた安全・安心な商品供給への企業姿勢を明確化。ブランド力に磨きをかけていく。
欧米の食品機械を国内販売する株式会社タカミ(兵庫県西宮市)は水産加工向けの販売、ライン設計事業を強化する。水平切りスライサーや搬送装置を柱に置き、食肉関連で培ったノウハウを水産関連でも生かしていく。
網走市の有限会社牛渡水産(牛渡正敏社長、電話0152・44・5084)は、1尾丸ごと盛り合わせた甲羅盛りでオホーツク・網走産毛ガニを売り込んでいる。交流サイト(SNS)のフェイスブックで拡散、ネット販売の注文が増えているほか、網走市のふるさと納税の返礼品でリピーターをつかんでいる。
下北半島の西南、むつ市脇野沢村で焼き干し生産が最盛期を迎えている。定置漁獲のカタクチイワシ(セグロ)などを天日干し、炭火焼きする伝統的加工品で、うま味が濃縮され煮干しの数倍のだしが取れる。だが、今季はメーンのセグロが減り苦戦気味だ。
六次産業化に特化した展示会が千葉県の幕張メッセで12~14日開催された。食品機械、厨房機器メーカーの出展が目立っていた。農業向けをメーンとする展示会だが、水産関連でも活躍している機器が目白押し。それぞれ得意の技術を披露し、生産者の「加工」を後押しする提案を行った。
斜里町ウトロの株式会社ユートピア知床(上野山文男社長、電話0152・24・2306)は4年前からサケ加工品を中心に卸販売を手掛け、知床産を発信している。直営店や通販など従来の直販で生み出した素材の風味を壊さない商品づくりが認められ、ギフトや業務筋などの販路を獲得。独自の調味料も新たに打ち出し、生食や切り身など加工品との組み合わせで商品力を高めている。
スーパーやコンビニでトレーを使った水産加工品が存在感を大きくしている。特にコンビニで販売される焼き魚などではMAP(ガス置換)包装が増えてきており、鮮度保持の観点から今後さらに導入が増えていくとみられている。